156 外交と休日と基地の回収
1年7月17日
目が覚めた。あぁ疲れが取れた良い気分だ。
嫁さん達はティータイムを楽しんでいる。
また、あえて起こさないでくれたのだろう。
7月13日から今日17日までの間に色々な事があった。
リーベ王国国王との会談が終わり別れてから各国を回った。
それぞれ城や教会の門にいる衛兵さんに声をかけて明日、訪問することを伝えてもらった。
「確認しますのでお待ちください」と言われたが今日は伝言の為に来ただけなのでと言って帰った。
彩花と紗也華は観光を楽しめたようで満足して帰ってきた。
首都に都庁や国会議事堂などがあることも驚いていた。
なんで王国なのにそれらを作ったのか聞かれたから僕は将来、必要になった時の為と答えた。
それと同時に首都としての街の飾りみたいなものだとも答えた。
将来的に民主化するとしても国王は米国で言う大統領の立場として議会と接する事になると想定している。
議会の法案などに対して絶対的な拒否権を持つ形で。
チャーチルの名言に「民主主義は最悪の政治形態らしい。ただし、これまでに試されたすべての形態を別にすればの話であるが」というのがある。
民主主義は一見素晴らしい制度に見えるが色々な課題がある。政治家の汚職がその最たるものだろう。
王国も国王が素晴らしければ良い国になるが、私腹を肥やすような国王では駄目だ。
僕が地上にいる間は国が変な方向に行かないように気を付けるつもりだ。
少し話が脱線したが彩花と紗也華が楽しめたのなら良かった。
7月14日はアーシア大陸の各国を回った。
まず、大使館の話の前に食料の輸出について話したところ各国の首脳に喜んでもらえた。
文房具等の輸出についても頼まれたので輸出することにした。
空港の設置許可ももらった。
大使館の設置については各国が一等地を用意して待っていてくれた。
それは遅くなって申し訳ないと伝えたら事情は分かるので大丈夫ですと答えてくれた。
各国の王城などに電話を設置する件も問題ないと言われた。
僕としては特命全権大使と各国の事務方で調整するつもりでいたが待っていてくれている間に決断してくれたらしい。
特命全権大使には国際会議での約束通り夕日をイメージしたオレンジの丸のデザインの我が国の国旗を付けさせ同行させた。
7月15日はドワーフの国、オース王国、リア王国の順に回った。
これらの国とも食料の輸出から話したら喜ばれた。
やはり世界共通の悩みだったようだ。
ドワーフの国からは酒について聞かれたが今、製造中なのでもう少し待ってほしいと伝えた。
残念そうな顔をしていたがこれは仕方がない。
空港の設置許可も問題なくもらえた。その必要性を十分理解してもらえた。
文房具等の輸出も頼まれたのでこちらも輸出することにした。
大使館の設置についてだがこれまた各国、一等地を用意しておいてくれた。
各国の王城に電話を設置する件も問題ないと言われた。
こちらも特命全権大使には夕日をイメージしたオレンジの丸のデザインの我が国の国旗を付けさせ同行させた。
今後はこれで各国との連絡がしやすくなる。
7月16日は流石に疲れたので1日休んだ。
ただ1つだけアイテムボックスにあるお金で各国の経済奴隷を買って学園都市に送り込んだ。
結構な人数だったがアイテムボックスにあるお金でなんとか足りた。足りなかったらリア王国の定期預金を下ろす予定だったけど。
その後は彩花と紗也華の部屋で嫁の皆と2人がゲームをしている様子を見ながら紅茶を飲んで楽しんだ。
天使達にも休むように言った。半分命令する形で。
というのも各国との通信網の設置や空港の設置で働いてくれたし、郵便の件も地域毎に名前を募り進めてくれていたから。
地域名だが例として「自由が丘」を上げたので全部同じ回答になるかなと思いきや国民も色々と考えてくれたようで、しっかりと地域毎に良い案を出してくれていた。
鉄道については8割完成しているらしい。いや、働きすぎでしょ。
列車は地球の貨物列車のような形になるらしい。
2両以上の機関車を連結して、列車を運転する重連運転も検討したようだが、1両の出力を上げることで解消したようだ。
魔石を蒸気機関車のように積んで複数のエンジンに自動供給。発電して各エンジンを回すようだ。
走っている所を見てみたいな。
7月17日の今日は何をしようかな?
あ、そうそう大使館の特命全権大使の名前は予定通りNATOフォネティックコードを使った。
怒られるかと思ったら喜んでくれたので複雑な心境になった。
あ、フォルター帝国の罪人の処刑が全て完了したとの報告があったんだった。
色々と回収しに行こう。
「ブリタニア、リア王国にある我が軍の基地の回収に行こうか」
「うん!」
やけに嬉しそうだな。まぁ気持ちは分かる。
基地に来た。
「国王陛下、任務が完了致しました」
「出迎えに来るとは思わなかったがそうかウィンドウちゃんが連絡してくれたのか」
「はい。その通りです」
「ご苦労だった。迷惑をかけたね」
「いえ、とんでもありません。お役に立てて光栄です」
「それでは皆を連れて帰ろうと思う。基地のスタッフを全員呼んでもらえるかな?」
「ハッ!ただいま招集します!」
数分後
「皆、集まりました!」
「皆、辛い任務だったと思うがご苦労だった。皆のお蔭で救われた2人の少女がいる。ありがとう。では帰ろう!」
「ハッ!サーイエッサー!」
基地は収納する。素材が使えるかもしれないからね。
「ゼオライト。悪いが隣国で働いているアクアにこの件を共有してもらえないかな?『基地の跡地はトラバント地方の領地に戻します』と」
「ハッ!お安い御用です!……ただいま伝え『了解しました』との返信がありました」
「ありがとう。では皆、帰ろう。基地へゲートを開く」
皆、素早い動きで入っていく。最後にゼオライトが残った。
「ゼオライト改めて今までありがとう。これからもよろしくね」
「ハッ!ありがたきお言葉です!」
「この基地で働いていたスタッフはゼオライトも含め皆、メンテナンスに入ってもらえればと思う。大変だっただろうから」
「お気遣い感謝します。それでは失礼します!」
ゼオライトもゲートに入っていった。
「それじゃ僕達はマンションに帰ろうか」
「そうね!」
投稿主の一言
「これでようやくフォルター帝国事件は解決しましたね。被害者2人に報告しなければ」





