154 リーベ王国国王と食料輸出について 1
1年7月13日
15時になってしまった。さてどうしよう。
「ルミエールちゃん」
「はーい。こんるみですー!」
「スマホにメール機能をつけたよね?」
「はい、お手元のスマホでも確認してみてください」
「あ、そうか。ごめんごめん。本当だあるわ」
「解決したるみですか?」
「うん、ありがとう。ちなみにこのメールって複数アカウント作れる認識で大丈夫?」
「はい。地球で言うキャリアメールではなくクラウド型のサービスにしましたので」
「それなら大丈夫。また何かあったら呼ぶね」
「はーい」
「どうかしたの?」
「いやね、動画の撮影したじゃない?」
「したわね」
「国民の反応が気にならない?」
「気になるわ」
「それで考えたのね。日本を参考に。そしたら視聴者からメールを送ってもらえば良いんだと気付いたの。そしてその一部を撮影時に読み上げて紹介したらどうかなと思ったの?」
「なるほど。確かにその案良いわね」
「というわけでウィンドウちゃん。この案をヒビキさん達に共有してくれる?メールアドレスの取得方法と宛先のアドレス、メールの送り方を紹介する動画を撮影すると良いかもしれない」
「今、返信がありました。『良い案をありがとうございます』とのことです」
「それは良かった。ブリタニア。リーベ王国に行こうか」
「うん!」
「嬉しそうだね」
「そりゃ当然でしょ」
「そうだね。じゃゲートを開くね」
ゲートをくぐって城の前に出た。
「あの衛兵さん、大和王国の国王ですがアルバート国王にお会い出来ますか?無理ならまた別日に出直してきます」
「は、はひぃ!少々お待ちください確認致します」
「そんなに焦らなくても良いのに」
「そりゃ無理でしょ」
「やっぱり?元平民だから気持ちは分かる」
数分後に衛兵さんが戻ってきた。
「はぁはぁ……お、お会いになるそうです」
「大丈夫ですか?そんなに急がなくても良いですよ」
「はぁ。ありがとうございます。もう大丈夫です。こちらへどうぞ」
しばらく歩き会議室に案内された。
「席に座ってお待ちください。国王陛下はすぐに参りますので」
「もう来ておるよ」
「し、失礼しました」
「良いのよ。気が早い夫が悪いの。あなたは仕事に戻って大丈夫よ」
「ハッ!それでは失礼致します」
第一王子と王妃も一緒に来るとは思わなかった。あ、娘に会えるんだから当たり前か。
「アルバートさんとエイリーンさん、ハミルトンさんもお久しぶりです」
「まぁ皆、立っていてもなんだし席に座ろうじゃないか」
「それでは失礼します」
「コウイチくん、元気な姿が見られて安心したよ」
「ご心配をおかけしました」
「よいよい。終わった話だ。それで今日はどうしたのかな?」
「お話の前に僕のステータスを見てもらえますか?称号の欄に新神とあると思います」
「おぉ、あるな。これはどういう意味なのだろうか?」
「これはですね……」
僕は神の仲間入りをしたこと等を詳細に説明していった。
もちろん神になった要因についても。
「素晴らしい。おめでとう。確かに君はそれだけの功績がある。コウイチくんは気にしないだろうし、私も気にしないが対外的に私の娘が第一王妃になったのは良かったと改めて思った」
「僕も倒れて記憶喪失になった経験からブリタニアが第一王妃……と言いますかブリタニアと早い段階から結婚しておいて良かったと思っています。王妃の中でも中心となり皆をまとめてくれていますし」
「そう?私はそんなつもりはないんだけど」
「でもこうやって常にいるのはブリタニアだろう?」
「そうね。もう2度とそばから離れないと決めたから」
「そのお蔭で僕は支えられているわけですよ」
「そう?だとしたら嬉しいわ」
「と、夫婦で愛を深めるのはここまでにして本題に入りましょう」
「何でしょうか?」
「僕はこの世界に来て殆ど街を歩かずにすぐに建国作業を始めたので最近、部下の天使に言われて知ったのですが、この世界は慢性的な食糧不足に困っていると聞きました。リーベ王国さんでもそうですか?」
「はぁ……ああその件か。いや、すまない。今のため息は私が長年頭を悩ませている問題だから出たため息だ。その通り。私の国だけでなく世界各国が頭を悩ませている問題だと思う」
「やはりそうですか。実はその件で朗報があります。まだ予定の段階ですが我が国で大規模な農業をしまして、部下の天使によりますと世界各国に輸出出来るレベルの食糧生産量が来月収穫出来るらしいです」
「本当かね!?」
「はい。私も具体的な数字を聞いたわけではないですが、部下の報告によると食糧不足が改善出来ると思います」





