141 天使3期生の誕生
1年7月12日
「それから情報共有レベルで聞いてほしいのが2つある」
「何でしょうか?」
「何?何?」
「1つは郵便サービス」
「そんなにげんなりした顔しないでよ。今の話ではなく近い将来の話だから」
「2つ目は全国民にスマホ配布サービス。理由は無料通話アプリとかチャットアプリとかを作って使ってもらいたいから。タブレット端末だと大きくてそういうのに向かないでしょ?」
「まぁそうですね」
「今、天使の皆が抱えているタスクは忘れているものが無ければ炊飯器工場、塩工場、レジ工場、鉄道、旧街の工事は一時停止かな」
「我々もタスクが多すぎて忘れている可能性もありますがそれ以外にはないと思います」
「正直に言ってもらって良いんだけど人材は足りてる?」
「鉄道が厄介です。今、お話にあった2つの事も進めるのであれば後、5人は欲しいです」
「分かった。後5人増やす。本当にコスト発生しないよね?禿げたりしないよね?」
「しませんよ。というかなして髪の話?神と髪って?笑えない」
「なんか僕がすべったみたいな雰囲気になったじゃんか」
「いや、マスターのせいでしょ?これ」
「そんな事よりも後5人か。赤髪の少女1人、銀髪の少女が1人、ダークエルフが1人、緑の髪の少女が1人、ウサギ耳が生えた少女1人」
「やほーい!」
「こんにちはです」
「やっほー」
「こんるみ」
「こんうさ!こんうさ!こんうさー!」
「えーまずは1人目、『やほーい』と言ったあなたの名前はルーチェ。次に『こんにちはです』と言ったあなたはノエル。次に『やっほー』と言ったあなたはフレア。次に『こんるみ』と言ったあなたはルミエール。次に『こんうさ』と言ったあなたはウサリヒト」
「はいはーい!質問良いですか?」
「彩花さんどうぞ」
「名前の由来は何ですか?」
「まず、ルーチェ、ルミエール、リヒトは光を意味する言葉。ウサギなのでリヒトの頭にウサを付けてウサリヒトにした。ノエルはクリスマスを意味する。クリスマスと言えばイルミネーション!光ってる!フレアは太陽フレアなど炎のイメージ。これも光ってる。……ということで共通して光。皆の光になってほしいという願いで付けました」
「後半無理がないですか」
「仕方ないでしょ。それ以外に光関係を思いつかなかったんだから。ナビィとエイドは僕が産み出した訳ではないから0期生、リップルは1期生、ライトとヒカリは2期生、今、誕生した皆は3期生だね。よろしく」
「「「「「よろしくお願いします」」」」」
「うん、頼りにしているよ。先輩、優しくしてあげてね」
「もちろんです」
「ですです」
「わーい!仲間が増えたー!」
「3期生の皆にはいきなり難題で申し訳ないけど郵便局を整備してほしい。その為には住所、郵便ポストの工場と郵便配達用バイク、郵便回収用の軽自動車などが必要になると思う。後は封筒や切手もね。地球の日本を参考に準備を始めてもらえると助かる」
「はーい!質問!」
「はい、紗也華さん」
「チャットツールや通話アプリを導入予定なのは分かる。流石、元社畜SE。でも何故アナログな郵便システムを導入したいの?」
「元社畜SEは自分の心の平穏の為にスルーして。アナログな郵便システムを導入する理由の1つは住所。住所がないから誰がどこに住んでいるか行政側は分からない。戸籍や住民票を導入したい側としてはないと困る。それに電子機器が発達した日本でも郵便って残っているでしょ?異世界でもそういうニーズがあるんじゃないかな?今は冒険者がやっているのかもしれないけど」
「なるほど。確かに住所がないと困るわね」
今、何時だろ15時か。どうしようかな。演説するか。いや、その前に市場調査だ。
「天使の皆、特に3期生の子たち。急がなくても良いから出来ることから始めてもらえるかな?あー人数が多いから返事はしなくて良いよ頷いてもらえれば良い……皆、頷いたね。では頼んだ」
「彩花と紗也華、それとブリタニアにウィンドウちゃんとアクアオーラちゃん……つまりこの場に残った全員だね。これから市場調査をしようと思う。僕はこの世界の事を知らなすぎると気付いた。ブリタニアもあまり街中を歩いて無かったんだよね?」
「そうよ。お父様が危ないからって」
「人数が多すぎる気もするけど3人共行きたいよね?」
「「行きたい!」」
「行きたいです!」
「それじゃチームを分けよう。僕と紗也華それとウィンドウちゃん。ブリタニアと彩花とアクアオーラちゃん。この2班にわかれて行動しよう」
「「分かった!」」
「分かりました!」
「それじゃゲートを開くね」
ゲートを開いたらいち早くブリタニアが入っていった。いつも早いなぁ。
まぁブリタニア含め僕達は命の心配が殆どないから安心して見てられるけどね。





