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129 彩花のご両親に挨拶 1

 僕達は今、エテルノに運転してもらって彩花の家に向かっている。

 到着したようだ。ちかっ!車で5分って「同じ方向」どころかご近所さんやんけ!


「彩花の家、私の実家と近いわね」


「そー。まさかこんなに近いと思わなかった」


「ここが私、小鳥遊彩花の実家です!どうですか?」


「……こちらも中々の豪邸だね。いや、本当に。もしかしてお嬢様?」


「先祖代々、医者で大学教授をやっているだけです」


「……ということは後継ぎが必要だったりする?」


「お兄ちゃんが今、医療系の大学で勉強しているから大丈夫ですよ」


「あっそうですか。それは良かったです」


「そろそろ行きましょう!」


「は、はい……あ、紗也華も来てくれる?」


「分かっているわよ」


「ただいまー!お母さん!お父さん!いるー?」


「あらあら帰って来たのね。あら2人のお客様?」


「そうなんだよ。連絡したようにお父さんとも話したいんだけど大丈夫かな?」


「あら大丈夫よ。お客様こちらへどうぞ」


「ありがとうございます。失礼します」


「私も失礼します」


「こちらへお座りください。あ、そうね。お飲み物は紅茶で良い?」


「はい。大丈夫です。いただきます」


「私も大丈夫です。いただきます」


「夫を連れて来ますので、ちょっとお待ち下さい。」



「お待たせしました。こちらが主人です。」


「小鳥遊和夫です。よろしくお願いしますね」


「妻の小鳥遊奈緒子です。よろしく」


「私は小鳥遊紗也華です。彩花さんと同じ専門学校で、同じ専攻に通っていて親しくさせていただいてます。」


「彩花から時々、話は聞いていますよー。ね、あなた」


「うん、お話は聞いてますよ。今後とも彩花のことよろしくお願いしますね」


「はい。こちらこそ」


「私は小鳥遊光一と申します」


「ほー君も同じ苗字かい?珍しいねー」


「その件について私からご説明させていただきます。まずはこちらをご覧ください」


 ステータスを見せて国王と神の使徒、異世界から来た者、新神の部分をみてもらった。


「先にお話をすると信じていただけないと思いましたので、失礼ですが先に私のステータスを見ていただきました。これからお話することはとんでもなくありえないことですが、事実だけをお話するのでまずは信じていただければと思います。」


「うん。分かったよ。僕もこれでも一応、医者をしているので、患者の嘘を見抜く能力は有るつもりだ。だから嘘なら嘘だと分かるから安心してほしい。」


「そうなの。この人、嘘をついてもすぐに見抜くから日常生活でも困るのよー。嘘も方便って言うでしょ?真実を話さない方がお互いの為になることもあるのにねー」


「職業病みたいなものだから仕方ないんだよ」


 なるほど。確かにご両親ほわほわってしてる。


「まずは僕の経歴からお話しますね」


 ブラック企業で色々と苦労をして来たこと。就活していたら異世界の神に建国を依頼された事を話した。そしてある事件を穏便に解決するために努力した功績が認められ異世界で新しい神になったこと。神の中では新人だからしばらくは地上で活動していても良いことを話した。


「なるほどね。大変だったねー。驚いたよ。異世界とは言え神様なんだー。拝んでおいた方が良いのかな?」


「いえいえ、まだ普通の人間として活動していますので拝まれても何の効果もないですし。困ってしまいます」


「あそー。そんな事もあるもんなんだねー。君の話は嘘ではなく事実だと確信したから驚いているよ」


「お父さんがそういうのなら本当の事なのね?わーすごいわね」


「ありがとうございます。……」


 僕は紗也華のご両親に話したように例の事件の事。2人が被害者であることを話した。


「そっかー。彩花も話してくれたら良かったのに」


「話して楽しい話しじゃないし、二人に心配をかけたくなかったから」


「そうか。でも今後、辛い時とか悲しい事があったりしたら連絡するんだよ?抱え込んで身体を壊す事もあるからね」


「わかった。何かあったら電話するし何か無くても定期的に連絡するから安心してね」


「そうしてもらえると親としては助かるなぁ。なぁ母さん」


「そうね。親としてはちゃんとご飯食べているかなとか心配になるから定期的に連絡してくれると嬉しいわ」


「光一くん」


「はいっ!」


 急に名前を呼ばれて驚いてしまった。

少し長くなったので2話に分けました。

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