121 被害者2人と会話とハロライブで面接
「改めて自己紹介するわね。私はブリタニアよ」
「そう言えば自己紹介していなかったな悪い。僕は小鳥遊光一。よろしく」
「私は小鳥遊彩花です」
「私は小鳥遊紗也華よ」
「私はコウイチと結婚したけど元々、異世界の王族だったの。あなた達を苦しめた者達は全員死刑と決まったわ。それも簡単に処刑せずに苦しめてね。あなた達を苦しめた国は今は無くなったの。私は別の国の王族だけれど私達の世界を代表してあなた達に謝るわ。ごめんなさい。」
「私達を苦しめた連中が苦しんでいると聞いただけで胸がすっとする思いだわ。ありがとう。でもあなたが謝る必要はないわ」
「そう。ありがとうね。あなた達のせいではなくて全てをコウイチに押し付けた神々のせいだからそれを理解した上で聞いて欲しいのだけど、コウイチは自分のせいであなた達が苦しんだと思い精神を磨り減らし、あなた達を助ける際にも精神を磨り減らし、神々が怒って魔法を使えなくしたり、破壊神により世界を破壊したりしないように世界を飛び回って精神を磨り減らし……全てが解決した後、コウイチは倒れたの。何日も寝たままで、生命神に目が覚めても記憶喪失になるか廃人になるかもと言われたわ。目が覚めたと思ったら記憶喪失で私はショックだったけど、しばらく安静にしていたら磨り減った精神が回復し記憶も戻ったわ」
「そう。あなたも大変だったのね」
「まぁね」
「実際はコウイチは要因になっただけで悪いのは頭の悪い犯罪者達なんだけどコウイチは自分を責めたのね。そういう意味で言うとあなた達3人は同じ被害者とも言えるわ」
「恥ずかしいから言わなくても良かったのに」
「ますます先輩には頭が上がらなくなりました」
「そうね。そこまでして私達を助けてくれたと思うとね」
「いや、本当に自分で勝手に精神磨り減らしていただけだから気にしないで」
「先輩!」
「私達ますます先輩を尊敬しました!」
「ところで何で僕が先輩だと知っているの?」
「何となく雰囲気で」
「専攻は何ですか?」
「IT系だけど簡単に経歴を説明すると社畜としてブラック企業で働いていたら身体を壊し一年間休職し退職したわけですよ。快復したので就活していたら求人サイトから面白そうなメールが届きまして面接会場に行ったら異世界で建国を依頼されたというわけですね」
「うわぁ~」
「大変でしたね」
「って僕の経歴はどうでも良いんだよ!2人ともバーチャルアイドル事務所のハロライブに入ろうって話でしょ」
「あ、そうでしたね」
「そうだったわね」
「再度確認するけど2人とも入りたいという認識でOK?」
「OK」
「はい。大丈夫です」
「じゃ、メール送るね」
メール送って数分後
「あ、メール帰ってきた。『なるはやで来てください。服装はそのままでOKです』だそうです。面接頑張ってね」
「えぇ!?」
「せ、先輩!?」
「エイド」
「はいー!」
「うわっ!なんか小さな天使が出てきた!かわいい」
「な、何このかわいい生物は」
「かわいい?ありがとう。2人とも良い子だね」
「エイド他の客には見えていないよな」
「当たり前じゃないですか」
「車を呼んでほしいんだけどお願い」
「わっかりました」
数分後
「車が来ましたよ」
「はやっ!みんな先行っててお会計は僕がするから」
「えっ!そんな」
「いえ、払いますよ!」
「僕お金持ちだって言ったでしょ?」
「そういえば」
「そうでしたね。ご馳走様です」
「ありがとうございます」
「いえいえ」
御会計を済ませて車に乗り込む
「そういえばエイド、頼まれていた追加工事終わったの?」
「余裕ですよ。私、天使ですから」
「部屋とかはもう決まっているの?」
「皆さん、上の階に集まっていますね。体育会系というよりも譲り合いの精神で先輩が上の階になるようにしたっぽいです」
「なら受付の管理人室に声をかけたら部屋を案内出来る感じ?」
「はい。誰がどの部屋かは全てエテルノと共有していますので」
「2人は仲が良い感じだから任せるよ?」
「何を?」
「2人で同じマンションの部屋に住むか別々で住むか」
「別々ね」
「別々が良いですね。同居すると色々とどうしてももめますから」
「了解。覚えていると思うけど月3万円の管理費だけね。水道光熱費はよろしく」
「先輩、水道光熱費も払ってよー」
「えー流石にそこは各自でよろしく。あ、ハロライブの面接で落ちても住めるようにしてあげるから安心してね」
「えっ落ちるの前提!?」
「落ちるの!?」
「そこは2人の頑張り次第でしょ」
「頑張る」
「分かりました。頑張ります」
「あ、着いたね」
「皆様、お降りください」
「緊張してきた」
「緊張して手足が震えます」
事務所の中に入る。
「こんにちは。先程メールでご連絡した小鳥遊光一と申します」
「あ、お聞きしています。こちらへどうぞ」
「あ、小鳥遊光一さんはこちらの部屋でお待ちください」
「お2人はこちらへどうぞ」
面接頑張ってねー。
約20分後
「こんにちは。小鳥遊光一さん」
「お久しぶりです。佐藤さん」
後ろに疲れた表情の2人がいる。
「2人ともどうぞお座りください」
「はい、失礼します」
「失礼します」
「どうでした2人は?」
「良いと思いました。苗字が同じですがご親戚ですか?」
「いえ、母校に良い声優アイドル志望の子がいないかなと行ったらたまたま同じ苗字の人がいただけです」
「はい。私達2人も親族とかでは無く、同じ珍しい苗字仲間として仲良くしているんです」
「そうなんですね。2人ともまだ未熟な部分は感じましたがそれは誰もが最初はそうなので問題ないです」
「紹介した側としては良かったとホッとしています。それとマンションが完成しましたのでメンバーの皆様にお伝えください。ネット回線の解約や開通など色々と大変かと思いますがいつでも受け入れられるように準備出来ていますので」
「その件もありがとうございます。メンバーには私から伝えさせていただきます。住所は先程メールでいただいた場所ですよね?」
「そうです。そちらです」
「社長からは2つの案件、両方大丈夫だと確認が取れていますのでご安心ください」
「分かりました。ありがとうございます。これで色々な問題が解決出来そうです。あ、2人は早めに先輩から必要な機材や部屋の改装などを聞くようにした方が良いよ」
「はい」
「分かりました」
「それじゃ帰ろうか。今日は突然ご連絡したのにご対応いただきありがとうございました。それでは失礼します」
「あ、2人はこの後も話があるから残ってもらえる?」
「はい」
「大丈夫です」
というわけで僕は先に車でマンションに帰った。
2人の活躍をみるのが楽しみだ。





