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120 日本各地を観光と被害者と再開

 あれからしばらくは近くの美味しいと評判の飲食店に行ったり、映画や海外ドラマを観たりして過ごした。

 あっそうそう、北海道や沖縄にも旅行に行った。北海道や沖縄の有名な観光スポットを巡った。

 面白かったのがブリタニアの「北海道って大きいのね」というコメント。いや、うちの国それ以上だから!

 沖縄に行ってカヌーに乗ったり色々としたけど、皆が印象に残ったのは戦争の悲惨さだね。


 あっ広島にも行ったな。厳島神社に行ってもみじ饅頭を食べた。原爆ドームもみたし平和記念資料館も行った。

 その上で説明した。みんなの世界には原爆をつくるのに必要な素材がないから安心してと。

 それでもやっぱり平和の重要性は皆が重く受け止めたようだ。お好み村にも行って料理を楽しんだ。

 大和ミュージアムに行って皆に戦艦大和の凄さを見てもらった。

 それから大久野島でウサギと触れ合って楽しんでもらった。

「一匹ほしい!」とブリタニアに言われたがウサギの人形を買うことで我慢してもらった。

 広島城も見に行ったね。皆、「うちの城と似てる!」と驚いていたけど、日本のお城について説明してそれを自分の国で採用したことを説明したら理解してもらえた。広島城も皆に楽しんでもらえた。

「海外旅行にも行きたい!」と言われたけど色々と面倒なので映画や地図サイトを観てもらって我慢してもらった。

 日本なら治安がそれなりに良くトラブルになりにくいが、海外で8人でしかもこの格好で歩くのは怖い。


 そんなこんなでしばらく旅行に行っている間にハロライブさんからマンションの要望について連絡があったようだ。

 エイドいわく「この程度なら軽く工事するだけで済みますね!楽勝です!」らしいです。

 プライバシーに配慮して僕は見ないでおいた。見ても何も出来ないし。僕に対する要望はないと聞いたから。



 そんなある日、僕のスマホに電話があった。


「もしもし?」


「もしもし誘拐犯さんですか?」


「だから違うってっ!」


「やっぱりだ」


 何がやっぱりなのかさっぱり分からない。

 誘拐犯の事?それとも僕の事?


「お話があるので学校の近くのファミレスに来てもらえますか?先輩も工学院生ですよね?」


「工学院と言っても色々とあるけど多分、同じ認識だろう。あそこのファミレスだね?」


「やっぱりそうだ。今日の13時にファミレスに来てもらえますか?今日は午前中で授業終わりなので」


「分かったよ。それじゃ今日の13時に例のファミレスに集合だな?」


「この会話、犯罪者っぽくないですか?やっぱり先輩、犯罪者の素質あるんじゃ……」


「ねーよっ!おっと失礼。つい」


「私が狙った反応通りなので問題ないです。それからブリタニカさん?」


「ブリタニアね。2人で行けば良いかな?」


「はい。それでお願いします」


「分かったよ」


「それじゃ失礼します。誘拐犯さん」


 からかわれているんだけど不思議とイラッと来ない絶妙な線をギリギリ越えない才能があるな。


「皆、今日の13時に例の件の被害者にブリタニアと2人で会いに行ってくる」


「分かりました。ゾロゾロ大勢で行っても怖がらせてしまいますからね」


「そういう事だね。さすがシャーロット気が利く」


「ありがとうございます」



 そろそろ時間なのでエテルノに運転してもらって近くで降ろしてもらう。

 帰りはエイド経由で連絡すると伝えた。


 この街、懐かしいな。学生の頃はほぼ毎日通っていたからね。


「コウイチ、懐かしそうな顔しているわね?」


「うん、僕もこの近くの専門学校に通っていたからね」


「そうだったのね。そう言えば私達コウイチの事あまり知らないかも」


「また今度話すよ」


「それじゃお願いね」


「行こう」


 ファミレスの中に入ってキョロキョロすると手を振っている女の子がいた。あ、あの子だ。懐かしい。


「お待たせ」


「いえ、全然待ってないから大丈夫だわ」


「2人とも元気?何か身体とか精神面であったりしない?」


「私はないわ」


「私も大丈夫です。強いて言うなら少し若返ったかな?」


「男性が怖いとかそういうのはない?」


「先輩が何を言いたいのかは分かります。私達、記憶の奥底で何があって何をされたか覚えているんですよ」


「な、何を覚えているのかな?」


「拷問と口に出したくない事。それでも不思議と男性恐怖症とかにはなっていないので安心して」


「私もです。多分、子どもをつくる時も私達は大丈夫だと思うって2人で話していたところです」


「はぁ……本当は忘れておいてほしかったんだけどな」


「覚えていて辛くないと言ったら嘘になります。正直、辛いです。でもそれ以上に温かさも感じるんです」


「温かさ?」


「先輩は見るだけで吐き気をもよおす惨状を見ても私達の為に耐えて優しく語りかけてくれた。私達はそれを覚えています」


「改めて自己紹介するわね。私はブリタニアよ」


「そう言えば自己紹介していなかったな悪い。僕は小鳥遊光一。よろしく」


「私は小鳥遊彩花です」


「私は小鳥遊紗也華よ」

長くなったので一旦、切りました。

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