118 神界で生命神と会話
今日はゆっくり休むと言ってもやることがなと思った。
「エイド、この部屋はネット回線繋がっている?」
「はいー!そりゃもちろん繋げていますよー!高速です!」
「申し訳んだけど4KテレビとLANケーブル、無線LANのルーターとゲーミングパソコンを買ってもらえる?お金は口座から引いておいてもらえると助かる」
「ゲーミングパソコンはやっぱり最先端のグラボ搭載パソコンですかね?」
「個人的には2世代前までならスペック的に足りていると思うけどお金はあるので最先端のでお願いします」
「ラジャー」
何だろう家族と会ってから違和感がする。
「エイドちょっと待って!」
「なんですか?気分良く買いに回ろうと思ったのに」
「一旦、異世界に戻って神界に行ってくる事を伝えておこうと思って」
「……知らぬが仏。止めておいた方が良いと思うんですが急に言いだした事情があるんですよね。分かりました。お気を付けて」
「ん?なんだろう?」
「コウイチさん異世界に戻って神界に行くんですか?」
「うん、そうだけどシャーロットどうかした?」
「いつもだったら時々、話しかけてくる創造神様からしばらく連絡がんですよね」
「結婚したからじゃないの?」
「結婚後もよく話しかけてきていましたよ。お1人でいると寂しいらしく」
「あ、そう。僕も何か違和感というか忘れちゃいけないことを忘れたようなそんな感覚があるんだよね」
「それは私も感じるわ」
「ブリタニアも?」
「うん」
「それじゃ皆で確認しに行こうか」
1年7月12日
まずはお城に転移する。その後、神界に行く。
神界に来たけどいつもと様子が違う……?
「あ、コウイチくん来ちゃったんだね」
「生命神様?あれ?創造神様は?それに来ちゃったんだねとは?」
「あー。まずは新神とは言え同格だから様付けは要らないよ」
「分かりました。生命神さん」
「さんも要らないんだけど気持ちは分かるからまぁいっか。創造神はね。重大な天界のルール違反をしたから降格処分と死罪になった」
「創造神様がですか!?」
「うん。でもね創造神の代わりになる人がいないから仕方なく蘇生して事件に関する記憶を消して今は複数の神の監視下にあるよ」
「あのいつも穏やかな創造神様が何をしたんですか?」
「君も薄々気付いているからここに来たんでしょ?あ、後、創造神は降格したから様付けは要らないよ」
「分かりました。いえ、何となく違和感というか忘れちゃいけないことを忘れたような感覚がありますね」
「はぁ……やっぱりか。それは一時的なもので時間が経てば自然と無くなるはずだよ」
「どういう事ですか?」
「エイドには全て説明したんだけどなんて言われた」
「エイドに言われたのは『……知らぬが仏。止めておいた方が良いと思うんですが急に言いだした事情があるんですよね。分かりました。お気を付けて』ですね」
「エイドらしいね。ちゃんと忠告はするけれど急に言いだした何かがあるからマスターを尊重して無理に止めない」
「エイドは全て知っているんですか?」
「うん、当事者だし。天使だからね。君も知る権利はあるけど知らない方が幸せだと僕は思うけどな」
「知らないでモヤモヤするよりは良いと思うので教えてください」
「創造神と地球の神は君の家族を神……つまり君の眷属にしたくなかった。そこで君が家族に会いに行った時に君の家族の心を操り君をボロクソに叩かせた。そして結婚相手の紹介も出来なくなった。君は落ち込んでマンションに帰り嫁に囲まれて延々と泣いた。ここまでは良いかな?」
「はい」
「ここからは落ち着いて聞いてね。キツイ内容だから覚悟して聞いてほしい」
「は、はい」
「次の日エイドは『コウイチさん、エイドが地球の神と創造神の目を誤魔化せるのは30分が限界です。良いですか?昨日の家族の反応は神が仕組んだものです。コウイチさんの眷属を増やさないために。ですのでもう一度、ご家族に会ってください』と必死で訴えて君に再度、家族と会わせた。君は前日の家族の反応と異なることに不思議に思いながらも家族に色々と説明し、お嫁さんと会わせた。ここまでは理解できた?」
「はい」
「すると地球の神と創造神が君達のいる場所、つまり地上に降りてきた。まず地球の神はエイドを握り潰した。君は地球の神をみて邪悪そうな人物だと感じた。実際、性格の悪い神として最低な奴だったからね。次に地球の神は手を一振りして君の地球の家族を真っ二つにした。そして地球の神は君の家族の遺体を活火山の火口に投げ入れた。顔が青いけど大丈夫?」
「その光景を思い出してしまっただけです。大丈夫です」
「それ大丈夫じゃよ。君はすぐ無理するから気を付けてね」
「いえ、話を続けてください」
「はぁ……分かった。君はショックのあまり嫁の皆さんと城に戻り『ブリタニア、後はよろしく』と言い残し、人々に被害が出ない場所まで飛んで行って全魔力を使って火の玉を自分自身に落として亡くなった」
「最初にも言った通り地球の神と創造神は神のルールを色々と破った。地球の神は地球側の協議の結果、死罪になり新しく真面目で大人しい神を創った。こちら側もそうしたいところだけどそれが出来なかったので創造神は降格と死罪になった。あぁ、死ぬ時にだいぶ苦しめられていたから君の気が少しでも良くなるようにそれだけは伝えておく」
「はい、だいぶ気分が良くなりました。創造神がまさかそんな神だとは思いませんでした」
「神にも裏表がある奴がいるということだね。あ、僕は裏表よ。気ままに生きているからね。という訳でしばらくは創造神は監視下に置かれ君と会えないようにしている。だから安心して。その代わり君とこれまで関わりのある僕が君と会うという事になった。これまで通り相談事とかあったら遠慮無く言ってね。君の窓口役になる際にそれ相応の権限をもらっているから安心して」
「分かりました。これからよろしくお願い致します」
「そんな畏まらなくて良いよ。同じ神なんだから気楽にやってこうよ」
「ありがとうございます。僕の窓口役が生命神さんになって良かったです。破壊神とか怖い神だったらと思うとゾッとします」
「いやいや、マンガやアニメのイメージだとおっかないかもしれないけど実際は皆、良い人だよ。今回、神界裁判をしたけど全会一致で有罪が確定したし。変な性格の神は……いないこともけど。良い人達なのは間違いないよ。創造神も根は良い人なんだろうけど先輩である地球の神に乗せられてやらかしたんだろうなと思うよ。性格の悪い神とかマンガやアニメで言う邪神じゃん」
「そうなんですね」
「神界のルールは古くからある世界共通のルールだから破ろうとする神は普通いない。もしも、とある世界の全ての神々が神界のルールを無視し続けたら、他の世界……特に古くからある力のある世界の神々が制裁を下す事になっているし。君も新神である内は良いけど本格的に神になったらルールを破らないように気を付けてね……と言ってもルールは当たり前の事ばかりで普通に過ごしていればルールを破る事はないけどね」
「勉強になりました。ありがとうございます。それではそろそろ失礼しますね」
「新婚旅行の途中に邪魔が入って大変だったね。この後はその分じっくり楽しんでよ」
「はい。そうします」
「うん」
そうして僕達は神界を後にし地球に戻った。





