112 恋愛神とマンション(仮)
1年7月12日
天界に来た。
初めて来た組はキョロキョロしている。かわいい。
「みんな、こっちじゃよ」
創造神様が手招きしている。
その横に見覚えのないぽわぽわしてそうな女性がいる。
「創造神様おはようございます。隣の女性は?」
「恋愛神じゃよ」
「恋愛神でーす。よろしくー。あ、新神だけど同格だから様は要らないわよー」
「コウイチ・タカナシです。よろしくお願い致します」
「あなたの事、いえ、ここに来た皆のことは知ってますよー」
「恋愛神さん、僕達が結婚するように仕組んだのはあなたですか?」
「半分正解だわ。仕組んだなんて人聞きの悪い。私がしたのはこの時期に異世界から誰か来そうだから、その人が良い人そうなら結婚するように丁度いい年齢に産まれてくるようにしただけだわ」
「だから皆、同じ17歳なんですか?」
「その通りよ。結果的には皆、結婚して恋愛神としては良い仕事したなぁと思っているところだわー」
「恋愛神さん、半分文句を言いたい気持ちもありますがありがとうございました」
「あら?文句の方は何かしらー」
「7人と結婚して良かったとは思っていますが、やはり人数が多すぎないですかね?」
「私もまさか全員と結婚するとは思っていなかったからそれを言われても困るわー」
「そうですか……」
「あなたも別に嫌だとか後悔しているわけではないでしょ?なら良いじゃない」
「それはそうですが、これから親に紹介する事を考えると頭を抱えたくなるんですよ」
「そういえばこれから地球に新婚旅行に行くんだっけ?その姿だとマズイわね。ね?創造神様」
「そうじゃの皆、黒髪か自然な茶髪にして黒目にするのと耳も変えないとな。ホレ」
「あなた誰かしら?」
「あなたこそ誰ですか?私はシャーロットですよ」
「お、お姉ちゃん?」
「あなたエリー?」
「創造神様、混乱するので身内には元の姿に見えるように出来ないですかね」
「そ、そうじゃのホレ」
「あ、みんな姿が戻って誰が誰だか分かるようになった」
「ちなみに僕の親兄弟も身内に入ります?」
「入るぞ」
「なら大丈夫です。イブとエテルノは地球と通信可能になっていますか?」
「それもなっておるよ」
「ありがとうございます。エイド」
「はいです」
「ハロライブハウスの建設予定地の買い取りとマンションは完了している?」
「もちろんです」
「そうか。まずは家の確保からだ。皆、悪いけど一旦、家で待っていてくれる?」
「私達も行くわよ」
「いや、僕の今住んでいる家だと狭くて大変な事になるから。皆からしたら一瞬消えて一瞬で戻って来るように見えるから」
「分かったわ。それじゃ皆そうしましょう」
「「「「「「はーい」」」」」」
「それじゃ創造神様、恋愛神さん失礼します」
「また来ての」
「ばいばーい」
異世界の家に戻ってきた。
「それじゃ行ってくるから」
地球の家に戻ってきた。
「エイド、建設予定地はどこ?」
「ここです」
「ここからだと遠いな。ゲート使ったら駄目かな?」
「建設予定地は外から見えないように囲いがしてあるので大丈夫だと思いますよ」
「それなら助かる」
ゲート指定された場所に移動する。
「ここか広いな」
「そうでしょ。そうでしょ。理想のマンションを建てるのにピッタリです」
「近くにスーパーとかあるの?」
「若干遠いですがありますよ。スーパーとコンビニが」
「まぁ仕方ないか。マンション設置しちゃって」
「了解です」
僕は一回、敷地の外に出る。
「出来ました。囲いも外しちゃいますね」
「おぉおお!良いね。立派なマンションだ」
「でしょでしょ」
「この世界のエテルノはどうやってネットワークに繋がる?」
「5G回線で暗号化通信をして繋がります」
「回線契約してないけど」
「そこはまぁ天使の力ですよ」
「なるほど。それじゃエテルノを出そうか」
「何人出します?」
「警備員室と管理人室の大きさ次第なんだけど」
「それじゃ25人出しますね」
「エテルノのメンテナンス設備もあるの?」
「もちろんです」
エイドが25人のエテルノを出した。
「みんな黒髪、黒目なんだね」
「目立たないようにです」
「なるほど助かる……みんなこのマンションの警備と管理人をよろしく」
皆、返事をした。
「みんなの免許証は?」
「ありますよ。配りますね。苗字は皆、佐倉で名前は無難なものを選びました」
「リーダーは誰がする?」
エテルノ間で通信して話し合っているようだ。
「私、佐倉望美がリーダーになります」
「分かった。エイド、屋内は5Gの電波が弱くなると思うけど大丈夫?」
「屋内はエテルノ用の無線LANを壁に埋め込んでどこでも繋がるようにしています」
「流石、エイド気が利く」
「えへへ、もっと褒めて」
「本当に天才だと思うよ」
「でしょでしょ」
「改めて設備を教えてもらえるかな?」
「マンションはオートロックです。共同の廊下やエレベーターには防犯カメラを付けています。死角はありません。最上階のラウンジはくつろげるように防犯カメラはありません。29階はサーバールームを設置しています。そこに量子コンピューターとAI、バックアップサーバーがあります。イブ2号と命名して防犯カメラをチェックさせたりします。自動販売機の状況もイブが把握しています。補充はエテルノに最上階にある倉庫からやってもらいます」
「今回はあくまで仮という認識で合っている?」
「はい。合っています。ハロライブさんから要望が届き次第、リフォームで対応可能か建て直すか判断します。マスターの部屋に案内しますね。こちらへどうぞ。車は普通車を20台、地下駐車場に用意しています。車検などはエテルノが対応します。固定資産税などはイブ2号が数字を動かして対応します。到着しました。29階はマスターのものです。2901号室がマスターの部屋ですね」
鍵をもらって中に入ってみる。
「うわぁこれまた王族仕様だなぁ。部屋が広い。ベッドも超デカイ。それじゃ皆を迎えに行くか」
これは皆の反応も楽しみだ。





