103 5人目のお嫁さん
1年6月7日
朝起きてブリタニアと少しイチャイチャしてから準備してお城に来た。
ブリタニアは超幸運の指輪に付け替えている。
「今日は何しようかな?」
「何かやることないの?」
「部下が優秀すぎるのと天使2人がいないからやることがないな」
「マスター!」
「どうしたウィンドウちゃん。今日もかわいいね」
「ありがとうございます。リーベ王国大使館のフローライトさんから連絡がありました」
「なんだって?」
「ティア王国の王様がマスターとお会いしたいと伝言があったそうです。ティア王国のお城までお越しくださいとの事です」
「……ブリタニア?」
「なに?」
「僕、行きたくないんだけど?」
「なんでよ?」
「今度こそ大使館の件で怒られるでしょ。これ」
「はぁ……そんな事ないと思うけど?」
「どうしてそう思うの?」
「国際会議で会った時に紳士的で良い人だったでしょ?」
「そうだけど」
「それよりも私は別の意味で嫌な予感しかしないけどね」
「ほらやっぱりじゃん」
「良いから行くわよ!」
「分かったよ。ゲートを開くね」
ゲートを開くと同時にブリタニアは入っていった。はやっ。
僕もゲートをくぐる。おー王城の前に来た。当たり前だけど。
「すみません。大和王国の国王と王妃です」
「お話は伺っております。どうぞこちらへ」
会議室に案内されて席に座った。
ヤバい。ドキドキしてきたと思ったら国王のゴードルフさんと超かわいい獣人の女の子が来た。
獣人だけどケモミミとふわふわした尻尾以外は人間と変わらない。かわいい。モフモフしたい。
……と思っていたらブリタニアに睨まれた。こわい。
「お待たせしてすまない」
「いえ、とんでもないです。お久しぶりですゴードルフさん」
「こちらは第一王女のクレマリーだ。第一王子は用事で来られなくて申し訳ない」
「いえいえ、謝る必要はないですよ。クレマリーさんこんにちは大和王国国王のコウイチ・タカナシと申します」
「私はクレマリーです。こちらこそよろしくお願い致します」
「今日は何のご用件でしょうか?」
「コウイチ殿!」
「は、はいっ!」
「どうか。どうか娘をもらってくれないだろうか?」
「ゴードルフさんどうしたんですか急に!?」
「急な話で驚いているだろうが頼む!」
「すみません。政略結婚はお断りしていまして」
「コウイチ様!」
「は、はいっ!」
クレマリーさんのあまりの語気に驚いた。
「これは政略結婚ではありません!私の意志です!」
「失礼ですがクレマリーさんは何歳ですか?」
「17歳です」
デジャブと嫌な予感しかしない。
これ神様が仕組んでいない?流石に僕も偶然とは思えないよ。
「な、何故、僕なんでしょうか?他に素敵な方がいると思います」
「私の国は遠く離れてますがコウイチさんについて良いお話ばかり聞こえてきます。父からも性格が良く素晴らしい考えの持ち主だと聞いております。先程、初めてお会いした時に運命の人はこの人だ!と強く思いました!」
「ありがとうございます。ゴードルフさん、どうしてそこまで僕に頼み込むんでしょうか?何か事情があるんですか?」
「クレマリーの婚約者をどうしようか考えていたところ、隣国のシルビィー女王が慌てて動いたと耳にした時に何かあると思ったんです。私も国王ですから分かります。実は事前にクレマリーに運命の人だと思ったら合図するように言っておいたんです。そうしたら合図があったのであのような形でお願いをしたんです」
「私は別の世界から来たのでよく分からないのですが、失礼でしたらすみません。謝っておきます。ゴードルフさんとクレマリーさんは似ていませんが何か事情があるのでしょうか?」
「それは狐獣人である母親の血が強く出たからです。人間との間に子どもも産まれますのでそこはご安心ください」
「騙すようなことはしたくないので話しますが私はこの世界に来る時に創造神様に若返らせていただいたんです。元の世界では32歳のただのおっさんです。それでも良いでしょうか?」
「そんな事は関係ありません!私はあなたの事が大好きです!結婚してください!」
「ブリタニアどう思う?」
「良いじゃない。あれだけあなたの事が好きだと言っているのだから。私は嘘の発言だとは思わないわ」
「私は既に1人と結婚して3人の婚約者がいるんですが良いんですか?」
「私は何人だろうと関係ないと思います!好きなものは好きなんです!」
「はぁ……」
「駄目ですか?なんでですか!」
「いえ、出会った時に正直、僕はあなたの事が超かわいい。モフモフしたいと思いました。正直、嬉しいですよ。今のため息はどうしてこうも嫁が増えてしまうのだろうなぁというため息です……あなたも17歳ですよね?」
「はい」
「私の結婚相手は皆、17歳なんですよ。神様が仕組んでいるような気がしてですね。ついため息が出ました」
「やはり運命だと言うことです!」
「分かりました。結婚しましょう。お2人とも僕のステータスを見てもらえませんか?」
「し、称号に新神!ど、どういう意味ですか?」
「そのままの意味です。新しい神です。昨日、僕は神になったんですよ」
「だからシルビィー女王が慌てて動いたんですね」
「そうです。初めは揉めましたがシルビィー女王の娘さんとも婚約しました」
「お父様、私は神様と結婚するんですね」
「すごいじゃないか!」
「結婚するとどうなるかも含めて説明しますね」
僕は昨日、エリアナに説明した事を2人に説明した。
「私、神の子を授かるなんて嬉しすぎます!ありがとうございます」
「いえ、こちらこそ結婚してくれてありがとうございます」





