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99 創造神に激怒するコウイチ

 1年6月6日


「ちなみに聖女様も17歳です。あなたも言っていたと聞いていますよ。『分かる気もする。僕も17歳から20歳くらいが一番、良かった気がするから』と」


「創造神様、この会話も聞いているのでしょう?色々と喋りすぎではないですか?」


「創造神様もお1人だから色々とお話がしたいのでしょう」


「お母様、私はお母様が何を言っているのか分かりません」


「コウイチさんのお嫁さんと婚約者さんは皆、あなたと同い年なのです。私はこれは運命だと思います」


「そうでしょうか?しかし……」


「断言します。あなたは今、この方と17歳の内に結婚しないと後悔することになると」


「お母様、何故、そこまで年齢にこだわるのですか?」


「それはあなたが婚約するまでは言えません」


 つまりこういう事だろうな。皆が17歳で老化が止まるつまり年齢が固定されるのに1人だけ18歳以降だと後悔するだろうと。


「僕以外にも相応しい方が現れるか……」


「それは絶対にありえません」


 言い切る前に断言されちゃったよ。まぁ親としての気持ちは分かるよ。神と結婚できるなんて機会は普通ないよ。

 だけどさぁ本人が嫌がっているし。創造神様にちょっと文句を言って来ようかな。


「すみません。少し失礼して席を外しても良いですか?良いですよね?では失礼」


 ブリタニアと一緒に天界に来た。


「創造神様、これはどういうことでしょうか?」


「お、おぉ。そんなに怒らないでくれ。ワシもあの子の為だと思って」


「本人あんなに嫌がっているじゃないですか。僕も好きだと言って結婚してくれる人は歓迎しますよ?ですが嫌がっている子と無理やり結婚しようとは思いませんよ」


「ワシもあんなに嫌がるとは思わなくてなスマン」


「それに僕のことペラペラと喋りすぎではないですか?」


「そ、それは……1人でいると話し相手がほしくなるんじゃよ」


「話し相手なら神の中から探せば良いじゃないですか?」


「そ、それは……そうなんじゃが上司と部下という関係だと中々難しいのは君も分かってくれるじゃろ」


「まぁ確かにそうですね。ブリタニアはどう思う?」


「そこで私に振る!?私も創造神様のお気持ちは分かりますよ。それにあの子もあなたと結婚するのが嫌なのではなくて家族から離れたくないんだと思う。でもいずれ遅かれ早かれそういう時期は来るから気持ち次第じゃない?」


「怒ってスミマセンでした。あの子があんなに嫌がっているのを見てイラッとしたのでスミマセン」


「い、いや、ワシが悪いんじゃ謝らないでくれ」


「すみません。今回はこれで失礼します」


「ブリタニア行こう」


「え?うん」



「席を外してすみません。ついイラッと来たもので創造神様に文句を言ってきました」


「え?えぇ……それはそのなんと言いますか」


「お母様、私、あの方が何を言っているのか理解できません」


「私もドン引きするくらい怒って文句を言ってきましたよ」


「ブ、ブリタニアさん、私、創造神様に怒られないでしょうか?」


「大丈夫じゃないですか……多分」


「多分じゃ困りますぅ」


「私、お母様のこんな様子は初めてみました」


「お姉様でもそうですか?」


「分かりました。コウイチさんお見苦しいものをお見せして申し訳ありませんでした。私も娘の為を思ったのですが諦めます。今回の話は無かったことにしてください」


「そうですね。私の故郷に郷に入っては郷に従えという言葉がありますから、この世界の常識だと思って複数の女性と結婚したり婚約したりしています。私も好意を抱いて好きだと言ってくれる人となら結婚しようと思いますが、嫌がっている女の子と無理に結婚しようとは思いませんよ」


 僕は席を立つ。


「それではスミマセンが失礼します。大使館の件はまた後日お話しましょう」


「えぇ、そうしましょう」


 僕はゲートを開く。


「ブリタニア行こう」


「え?う、うん」

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