オカ研の新年会。その十三。
私達はおばあちゃんにそんな話を聞かされる。
そんな時。
おばあちゃんが告げる。
『ワシの旦那は確かにいい男で雪女からみても魅力があったのじゃろうなあ。』
そう語ったおばあちゃん。
私は問いかける。
『それは昔話を今も尚この村では信じられているという事なのですか!?』
『ああ……少なくともこの村にはそんないわれが伝わっとるじゃろうなあ。』
『雪女は人間の女の幸せな表情がとても嫌いだという……自分こそが男性の注目を集め……そして魅了していく存在だと自身では思っておるらしい………なのでそんな女に嫉妬し…いつの間にか男を魅了しそれに快感を覚える存在じゃと聞いた事があるのじゃ。』
『おばあちゃん………この大雪は雪女の仕業だと思いますか!?』
『確かにそれは可能性としてあるのじゃ……ワシが気になったのは先程見た隣の家に住む一人の男じゃ。』
『あっ!?さっきのあの方ですか!?』
私の声にニヤリと微笑んだかのような表情をするおばあちゃん。
『あの男はなあ……少し変わっておってな……若い時に雪女を見たと公表し……それから変わり者だと言われ続けてきたのじゃ。
男は嫁を貰うこともせず……ずっとただ一人…雪女を探し続けてきた男。
そして皆にそれを言われたのはあの男が一人……雪女探しを始めてからなのじゃ。』
そんな話をしたおばあちゃん。
『確かにわしもそんな話をしたこともあった…じゃがこのワシにとってもそんな話は手放しに誰にでも話せるわけではなかったんじゃ……そんな時……この村にそんな雪女の話が伝わり…雪女を祀る為の祠がこの村にもいつしかできていたのじゃ……すると男はその祠に通うようになったんじゃ……何事もなくこの村にも平和な時間は訪れたのじゃ……そんな今年……こんな大雪がふり……そして本当に雪女が現れるのでは!?と噂されるようになったのじゃ……そして通うあの男……
あの男はこの雪に興奮を思え………そして今年こそはやっと嫁が貰えるとくるったかのようにそんな話を言って歩くようになった男。
わしらはあの男が等々いかれてしまった……そう思っておったんのじゃが………。
本当にこんな大雪に見舞われてしまうとは。
雪女の会いたい一人の村の男。
歓喜する男にワシらは恐怖しかかんじられなかったのじゃ。』
『おばあちゃん……その方の家教えてくれますが!?』
私がそう尋ねたそんな時。
外から『雨音』の声が聞こえてきたんだ。
『涼子さまあーーーーーーーーーーーっ!?』
◇
◇
◇
お読みくださりありがとうございました。




