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黒の怪奇譚  作者: 黒羽冥


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オカ研の新年会。その十二。

『おばあちゃん…………………』


私の前で涙を浮かべていたおばあちゃん。

私は原因に何かの違和感を感じていたのだが……それは雪女に携わりそして襲われたのか?

といったもの……これは想像の範囲内でしかないのだが……この降りしきる雪私達の街でもそうだったのだがこれに雪女の伝説が何かしら関係しているのでは?

私の中ではそんな考えが浮かんでいたのだ。

すると……………。

どんっ!!どんっと玄関の方から激しい音が聞こえたんだ。


『えっ!?何!?なんなの!?』


私はそう叫んだんだ。


『雪女!?まさか!???』


すると………どーーーーーーーんっと激しい音を立て玄関の扉が開いたんだ。

そこで聞き馴染みのある声が聞こえる。


『うわっ!?へぶっ!!!』


そんな声を上げ扉を壊し玄関内に飛び込んできたのは仁だった。


『仁!?お前!?』


すると雪まみれになりながらも震えニコリと微笑む仁。


『ああ!良かったーーー!!部長が無事だった。』

『ばか……そんなになって……待っていれば良かったではないか?』

『だって扉がいきなりしまったし、閉まったっきり開かなくて…………僕焦ってずっと突っ込んでいたんです!!』


仁の言葉。

すると後ろから『雨音』が入ってくる。


『もお!だから言ったじゃないですか?お嬢様をとりあえず待ってましょうと!?』

『おおっ!?やはり止めていてくれたんだな雨音』

『もちろんですよお嬢様!!そしてなにか話を聞いてわかりましたか?』


そう問いかけてくる雨音。

私が口を開こうとするとおばあちゃんが口を開く。


『あれまあ……他にも人がおったのじゃな……外は寒かったじゃろう……さあさ……あたたまり。』

『『おばあちゃんありがとうございます!』』


私達はおばあちゃんに着いていこうとすると。

おばあちゃんは振り返り仁に告げる。


『お前は………』

『えっ!?』


仁の驚きの声。


『その扉をなんとかしてからこい!!』

『ひいいぃぃぃいっ!?』

そして私達はおばあちゃんとあたたまり………。

仁が扉を直し居間にきたのは一時間後であった。

仁は疲れたのだろう……手はボロボロになり雪の影響なのだろう肌は赤くなっていた。

そんな仁は私の隣でコタツに入るといつしか眠っていたのだ。


『本当に仁さんには困りましたよ。』

『ああ……すまなかったな雨音……』


するとおばあちゃんが口を開く。


『ほっほっほ……ええのお…自分を好いてくれる男。』

『お、おばあちゃん!?』


私は急に恥ずかしくなってしまった。


『この村に現れた雪女とは……こういったええ男が好きらしくてな……そんな男を誘い誘惑するという……そして男を女から奪っていくと言われておる。』

『おばあちゃん。』

『わしの旦那も………もしかしたら雪女に殺されたのかも……知れんなあ。』


そう寂しげにおばあちゃんは語ったんだ。

そして私の隣で寝ている仁の顔を見た私。

不安が心いっぱいになっていたんだ。

お読みくださりありがとうございました。


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