オカ研の新年会。その八。
私はおばあさんの後について行く。
そして家に入った私。
その時……鼻腔をくすぐるなにかの甘い香り。
私はおばあさんに声をかける。
『おばあさん?』
『ああ……その部屋のコタツにでも入って待つがええ……。』
『はい……ありがとうございます。』
そう返事を返しコタツに入る。
部屋の中には様々な写真が見える。
昔のこの写真達。
私の目に見える写真。
おばあさん本人の若き日の写真に家族写真、 そしておばあさんの旦那さんだろうか二十代程の男性の写真が飾られていた。
(おばあさんの旦那さんの若い頃だろうか……この写真の旦那さんは若くして……なのか。)
私はそんな事を考えながら目を向けていた。
するとおばあさんがこの居間へと戻ってくる。
お茶をいれようとしてくれるおばあさん。
私の為にお茶を注いでくれる。
『ふぅ………まずはお茶でも飲みんさい。』
『ありがとう。』
私が一口熱いお茶を啜る。
するとおばあさんもコタツに入りお茶を啜る。
『おや…お前さんのお連れさんは来ないのかえ?』
『後でくるはずですが………………。』
私はそう告げるとおばあさんは口を開く。
『そうか……ならばこの村に住む者ならきっと誰しもが聞いた事はあるであろう『雪女』の伝説を話してやろうかな。』
◇
◇
◇
するとおばあさんが話してくれたのはまさに雨音が話してくれた内容だったんだ。
『その話は以前聞いた事がありました。』
『そうか…………』
そう言ったおばあさんはあの写真に目を向ける。
『あの写真の男は……私の旦那だ…………。』
『えっ!?そうだったんですね。』
『私達はあの写真の頃……あれは二十代の頃じゃが婚約した……そして私は幸せの絶頂だった……私の旦那は猟師をして家庭を支えてくれていた……じゃが……そんなある時……私はいつものように山へと向かう旦那を見送ったのじゃ…すると……猟で何かあったのか……いつもは遅くなっても三日もすれば帰ってきていた旦那じゃった……私は待ち続けた……すると、一週間ほど経った頃…旦那は帰ってきた。』
おばあさんは続ける。
『何事もないように帰ってきた旦那であったが……その次の年の、とある夜………いつもにないほどの大雪が降りしきりこの村も今くらいの豪雪に見舞われた……私は当時……身重になっておった…そんな私はこの村での出産が厳しい状況に街場の病院に入院していた私……旦那はこの村に一人残っておった……そして、私が子を産み帰ってくると……そう…私の旦那はここで何かに食い殺され……死んでおったんじゃ。』
◇
◇
◇
私に教えてくれたおばあさんの過去。
一体原因は!?




