オカ研の新年会。その六。
私達の目に見えた雪上の赤い血痕。
『これはあのおじいさんが落とした血液なのか?』
『どうでしょう……でもここは、あのおじいさんがいた場所……何かあるのか?』
私達が先程みた老人。
こちらに気がつくとそそくさと逃げるように立ち去った老人がどうしても気になっていた。
雪に残されていた血痕であろうか液体を見てみたが…どう見てもそれは血液だった。
『おじいさんが入っていった家に声をかけてみるか?おじいさんに何かあっても大変だしな。』
私はそういうと二人は同意してくれる。
『なら僕がその役をやりますよ。』
仁はそういうと家へと向かう。
私達もその後を追う。
そして先程のおじいさんが入っていった家の前に辿りついた私達三人。
コンコンっと扉をノックする仁。
『すみません……………いらっしゃいますか?』
声をかける仁。
だが案の定…私達を警戒したのか……もしくは倒れてしまったのか……中からはなんの物音も聞こえてはこなかった。
そして仁はもう一度コンコンっと扉をノックする。
すると 。
中からガタッと何かの物音が聞こえる。
私達はしばしの時を待つ。
だがまた無音となる。
『中で何かあったのかも知れない……開けてみるか………。』
私のその声に仁はゆっくりと扉を開いていく。
すると玄関は農家であるかのようにちょっと農具が置いてある玄関。
だが家の中には誰もいないかのようにシンっと静まり返っていた。
すると視線の先にはなんと垂れた血液の後が目に飛び込む。
『あれは…………やはり血か!?』
私達は申し訳ないが中へと入っていく。
これは人命救助なんだ。
私はそう自分に言い聞かせ家の中を見ていく。
もしかしたら本当におじいさんが倒れたりしているのかもしれない。
そうして私達が家の最奥の奥座敷へと辿りついた。
そこにはあのおじいさんの妻なのだろうか。
仏壇があり飾られた写真にはおばあちゃんの遺影が飾られていた。
そしてなんと。
仏壇へと向かおうとしていたのだろうか……先程のおじいちゃんの身体が横たわっていたんだ。
『おじいさん!?これは……雨音!!救急車を!!』
『はい!!』
私は雨音に救急車を呼んでもらう。
おじいさんをなんとか救ってあげたい。
この時はそう願い……祈っていたんだ。
外はしんしんと雪が降っている。
降り積もる雪はどこまで降り積もるのだろう。
この時……私達はじっと救急車が来てくれる事を待ち願っていたんだ。
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