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黒の怪奇譚  作者: 黒羽冥


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オカ研の新年会。その五。

「そんな話が。」

「ええ……お嬢様………その時もとんでもない大雪が降ったそうです。」

「そうか……だがここまでの大雪が何故今頃になって……………………」


部長の声に考える雨音さん。


『お嬢様……でも……私もそれは思いましたがこの異常気象は只事ではなくなっている事から調べるのも必要かとも思っておりました。』

『それはどういう事だ?』

『実はこの異常気象はこの街だけに起こっているらしいのです。』

『なん……だと…………………。』


そう不快な表情をする藤野部長。

確かにこのままでは輝也も心配だし沢山の犠牲者も出てくるのかもしれない。

すると部長が口を開く。


『雨音………この話に登場する地へはどうやったら行けるのだ?』

『部長!!???それって?』


部長は僕の目をじっと見つめてくる。

覚悟を決めた目に僕は押し黙る。


『ああ……もちろんそこへ行き……この異常気象の原因を調べなければ…この事件自体解決しないであろう……。』

『なら……僕もそれなりの準備をします。』

『でしたら……私も準備をしましょう………………』


雨音さんは立ち上がる。

僕達もそれにならい立ち上がる。


『よし……ではこれより雪女の怪異を探りにいくとしよう』

『はい!!』

『ええ……ではこの街の大雪山とも呼ばれる『怨国山おんくにさん』へと向かうぞ。』

こうして僕達はヘリでこの山に向かったのだった。

パタパタと雪の降りしきる中……怨国山へと飛んだ僕達。

装備は整えてはきたが山へと直通では行けないほどの大雪。

この状況では麓への着陸をするしかなかったのだ。

そして麓に辿り着いた僕達はあの太古の時代に消えた後に現在はまた村ができている村へと行ってみる事になったんだ。

「ここがこの怨国山へ行く為の休憩所になるであろう村か。」

「はい……お嬢様……ここがあの消えた後に改めて存在する事になった村『白魔村はくまむら』です。」


部長の問いにそう答えた雨音さん。

僕達の目の前には数棟の家々が見える。

真っ白の大地にぽつりぽつりと存在する家々。

屋根にも雪が積もり……だが人が住んでいる生活感は見てとれていたんだ。

すると先の方に一人のおじいさんが何かをしているのが見えたんだ。

僕達はじっと見ていると、僕達に気がついたのか…その老人はそそくさと慌てた様子で踵を返し逃げるように行ってしまったんだ。

老人の後ろ姿を確認するように着いていくと。

先頭を歩いていた僕の目にあるものが見えたんだ。

気になり僕が目を向けると積もる雪にはなんと。

赤いなにかの液体が見える。


『なんだこれ………………?』


僕が目にしたそれは。

先程の老人が落としたのだろうか………。


雪には…真っ赤な血の跡が見えたんだ。

お読みくださりありがとうございました。

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