オカ研の新年会。その二。
私は目を覚ました。
気がついた時には身体に重くのしかかっていたのは冷たい雪だった。
「ううっ……………なん………なのだ?」
雪からなんとか顔が出ていた私。
すると私の身体に重なる温かい何かがあった。
「仁!?」
私に覆いかぶさっていたのは仁だったのだ。
こんな雪に飲み込まれて気がついたのは彼が重なり身体が冷えなかったからだろう。
私は動かない身体は諦め仁に声をかける。
「仁!?仁!!???」
私は大声を上げ仁の名を叫ぶ。
すると。
『う………ううっ…………………………。』
『仁!?』
仁が気がついたみたいだった。
だけど私の身体は雪が重くのしかかり動かせなかった。
「仁!?大丈夫!?仁!!??」
すると仁はゆっくりと身体を震わせながら起き上がっていく。
『ううっ……くっ……一体……なんだったんだ?』
『仁………………………………』
『あっ!?涼子さん!?大丈夫!?』
私に気がついた仁は雪に埋もれている私の身体を掘り起こしてくれた。
『ああ………ありがとう仁。』
『良かった………あ………輝也!?』
仁は輝也を思い出す。
すっかり体力を失った私はすぐには動けず仁を見ているしかなかった。
仁は輝也を探し必死に雪を掻き分けている。
しかしこの部室内は空間が限られているのだ。
雪山で雪崩にあったわけではないのだ。
必ず見つかるハズだ。
すると。
「あっ!?これは!?」
何かを見つけた仁は身体を掘り起こしていく。
そして。
「輝也!!???輝也!?」
輝也は青ざめた表情で気絶していたようだ。
輝也はなんとか息をしていた。
「まずは保険室!!」
「はい!!」
そして私達はひとまず保健室に連れていったのだ。
『藤野さん!?これは一体!?』
保健の先生の声。
『分からないのですが………突然不可思議な事が起きて私達三人は雪に埋もれてしまったんです!』
先生は輝也をベットに寝かせると部屋の中を温め始める。
『先生!?それより救急車を呼んだ方が。』
私はそう叫ぶ。
だけど………先生は深しげな表情に変わる。
「いい!?藤野さん……仁君…………そうできない理由があるのです。」
「先生!?」
「先生……………………それって………………一体。」
すると先生は備え付けのテレビをつける。
聞こえてくるニュース。
『…………ただいま入ってきたニュースです………〇✕市……〇〇〇✕における突然の豪雪によりますと……電車…車……全ての交通機関がマヒし……異常気象の恐ろしい状態に陥っているのです……。』
そんな異常自体に私達はただ呆然とするしかなかったのだ。
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