オカ研の冬へ…早すぎるトナカイ。
辺りは冬に向かう季節へと変わってきた。
寒さが肌に感じるこの時も俺は学校へと向かわなければならない。
「ううっ……さむっ………」
俺はついついそんな声を漏らしてしまう。
すると前方の方に温かそうに笑顔を交わし話しながら歩いている一組のカップルの姿が見える。
「あれは!?」
俺に気が付き振り向いたのは、部長と仁だったんだ。
「おおっ!?輝也か!?」
「ん?輝也!?おはよう!!」
「ああ!!二人ともおはよう!!」
俺はそう返す。
俺達三人はあれから更に絆が深まった気がする。
俺達は秋の校舎への道を歩く。
「夏は散々だったな……お前達……苦労かけたな……。」
突然部長はそんな言葉を告げる。
部長は続ける。
「私もあの経験は本当に怖かった……人間のあれが一番怖いのかも知れない……そう思った。」
「部長。」
「でも……涼子さん……僕はそれでも部長についていきますよ!?」
「もちろん俺も!だからそんなにいつまで気にしないでいていいよ!?」
俺も仁に続ける。
すると部長は立ち止まる。
「二人とも……ありがとう。」
そう言って俺達は校内へと入っていったんだ。
◇
◇
◇
あんな事があったけど。
俺達はもう普段通りの生活に戻っていた。
何もない日常。
これが当然なんだよな。
そう思っていた。
◇
俺は授業が終わりいつもの様にオカ研の部屋に向かう。
「これは……」
そう部長の声を聞きながら部室へと入っていく。
すると二人は何かを見ていたんだ。
「なんですか!?」
俺はそう言いながら椅子に腰掛けるとテーブルには古い何かが目に飛び込んできたんだ。
見た目には古い何か動物の骨?もしくは角?の様なものだった。
「これはなんの動物のなんですかね?」
「うーん……。」
二人の会話に俺は問いかける。
「それどうしたんですか!?」
「ああ……実は今日部室に入ってきたらこれがこのテーブルの上に箱に入って置いてあったのだがな……。」
そう返しながら不思議そうにその物を見ている部長。
「ちょっと見せてください。」
俺は部長からその物を受け取り手にし眺める。
ボコボコとした角の様な形状。
見れば見るほど変わったその角。
その時。
角がひとりでに動いた気がしたんだ。
すると一瞬視界がブレる。
「あれ?あれっ!?」
俺は急に視界がブレ……倒れてしまったんだ。
「輝也!?」
「輝也ーーーーーーーーーーーーーーっ!?」
俺は二人の声を聞きながら……気を失ったんだ。
◇
◇
◇
お読みくださりありがとうございました。




