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黒の怪奇譚  作者: 黒羽冥


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オカ研夏合宿その五。

藤野涼子視点


私は目覚めた。

気が付きお身体を起こしてみる。


「いてて……ここは!?」


辺りを見回すとそこはとある村だった。

でも仁と輝也の姿はそこにはなかった。


「仁??……輝也!?」


私は二人の名を呼んでみる。

だがどうやらこの近くにはいないようだ。

すると私は気がつく。

私は顔が真っ赤になってくる。

そう……私はあの時お風呂に入ったままだった。

つまり私は現在衣服をつけてない状態だ。

この事に気がつくと私は危機感を感じる。


(やばい……どうしよう!?)


そう考えたその時。

突然誰かの声が聞こえてくる。

ガヤガヤと聞こえたその声の主は遠い場所にいるのだろう。

私は自身を守る為に身構える。

すると徐々にこちらへ近づいてくる何者かの足音。


(隠れよう……)


私はコソコソと移動しようとするとそこには一軒の小屋が見えた。


(あそこだ。)


私は小屋へと飛び込んでいったのだ。


『はあはあ……ひとまず……助かった。』


すると小屋の中から何者かの気配がしたんだ。

私はそちらに視線をうつす。

だがそちらに誰もいなかったんだ。

そこへ気がついたのは誰かの衣服。

私は急いでそれを着用する。


(今はとりあえず行動するのが先ね…仕方あるまい。)


そして私は衣服を着用したのだ。


「ふぅ……ひとまずこれで動けるがここは一体どこなんだ?」


小屋の中に目を向けるとそこは見た所、一人暮らししていた誰かの部屋なのだろう。

生活感は残っていた。

だが…今灯りがついたって事はこの小屋には誰かがさっきまでいたという事か。

私はそのままここにいてはまずいのでは?

と考えてしまう。

私は小屋を出ようとすると小屋の主であろう誰かが近づいてくる足音。


(まずい……誰かがくる。)


私は咄嗟に小屋の中の部屋の隠れられそうなところを目で探す。

するとガチャガチャと鍵を開けようとする音が聞こえる。


「あれえ?ええ!?さっき鍵をかけて出たと思ったんだけどなあ。」


それは明らかにおじさんの声だった。

私はその声にドキドキが止まらない。

私は隠れながらも息を潜める。

するとおじさんはいつものように過ごすのだろう……普通に部屋の中でゆっくり行動していた。


「はあ……まあいいか……さあ、飯でも食ってそろそろ寝ちまうか?」


男はそういうと行動を始める。

この年代の男性とはこの様なものなのだろう。

私は見つからないように我慢を続けていた。

その時。

ガタッ。

私の足に何かが辺り音を立てる。

すると聞こえてきたのはここの小屋の主であるおじさんがこちらに近づいてくる足音だったのだ。


「ん?誰だ!?!!??」


(いや……怖い。)

これまで死霊や獣…そういった存在に震えてきた……でも、人間が怖い。

私は震えが止まらなかったんだ。



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― 新着の感想 ―
裸んぼでお外に居たら生きていられないくらい恥ずかしいですもんね。他人のものとは言え、服を着られて良かったです。 けど一難去ってまた一難。 どうなる部長!?
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