冬の章ーその伍ー
松岡さんの依頼は事件の情報だった。
親友が亡くなり……そして娘が突然意識を失い……眠り続ける事になった事件。
その背景にはこの街の巫女という風習が原因なのか?
それを調査する為……俺はあの街へと向かったのだった。
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そして俺が辿りつき目を向けていたのは海だった。
俺は改めてこれまでの大まかな流れを辿り思考する。
『えっと……まずはこの街に昔からあるあのしきたりからか……。』
はるか昔……この街は小さな漁村で漁業で生計を立てる人がほとんどだったという……そんな漁村は細々と……海からの恵で暮らしていたという………すると漁業を邪魔するかのように起こるようになったシケ。
海は荒れ狂い何日も海に出られないようになった。
このままではこの村の人々は潰えてしまう。
そんな時……この街で考えられたのは巫女を立て……神へ祈りを捧げるという神事だったという。
その時………巫女の選出が当時この村で一番美しいと言われていた松岡さんの御先祖が選ばれたのだという。
当時は子供の数も多く…………松岡さんの家は途絶えることはなかったが、どう言った訳か松岡家に生まれる女性は美しい容姿を持っていたとされる。
その為……結果松岡家の女性が巫女として選ばれたのだとされてきた。
当時の巫女である松岡家の女性が祈りを捧げる。
すると、どう言った訳か海の荒れがおさまったのだという…………偶然なのかなんなのか今となっては、その真相は知る由もないのだが。
それから松岡家の女性はこの地の巫女の家としてここでの巫女の神事を請け負ってきたような形になったのだという。
だが……こんな事で今回のあの事件に繋がるような事は見当たらなかったのだ。
松岡さんの親友の死………そして娘さんの雪さんが意識を失い今も尚眠ったままだという事。
ここに来て巫女として動いていた二名が犠牲のような形になってしまった。
俺はこの村で当時何もなかったのかをほり探って調べて見ることにするのだった。
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すると、この街で高齢となった昔を知る可能性のある女性……真壁ときさんの話を聞く為……俺は向かったのだった。
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『ここが真壁さんの家か…………。』
真壁さんの家は小さいながらもここが漁村だという事を知らしめる今は使われていない小船や網などが辺りに見受けられる。
俺は玄関のドアをノックする。
すると………目の前にはその容姿からこの人物が俺の尋ねてきた真壁さんだと思わせられるのだった。
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