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Dive in the world   作者: 星長晶人
第一章 仲間集め編

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悪魔とクアナの性格

 ーージークVSエリートゴブリン〈魔道士〉


「……魔法相手のいい練習になるな」


 俺が攻撃したら一撃だが。


「ーーウインドストーム」


 エリートゴブリンはいきなり魔法を放ってきた。……さすがキングの側近。やるな。


「けど、遅いよな」


 普通なら、魔法を放つ時に魔方陣が出現する。……まあ、ティアナは鎌を使って放つからないし、シャリアは魔法じゃないからないんだが。


 俺は魔方陣が出現してから、高速で移動する。ウインドストームとかのストーム系は、地面に魔方陣が出現し、その上に発動するから、高速移動が出来れば避けられる。


「じゃあな」


 エリートゴブリンの後ろに回り込み、殴った。……一撃だ。


「……さて、三人はどうかな?」


 エリートゴブリンが消えてから、三人の様子を見る。


 ーーリューシンVSエリートゴブリン〈剛戦士〉


 ……また随分とデカイな。


 剛戦士は、巨体にデカイ棍棒を持っている。トロールの小さい版みたいな感じか。


「ま、一撃で決めるけど」


 二次職になって強くなったし。


「ファングストーム」


 左手の剣を構えて、エリートゴブリンと交差する。


「……余裕だな」


 俺が剣を肩に担ぐと、エリートゴブリンが細切れになった。一瞬の内に切ったんだよ。


「……ふっ」


 決まった。


 ーーシュリナVSエリートゴブリン〈シーフ〉


「……」


 細いわね、このエリートゴブリン。身軽そうだけど。


「絢爛花吹雪」


 火の粉と共にレイピアで突きをいくつも放つ。


「……」


 まあ、一撃よね。キングゴブリンの首争奪戦だけど、エリートゴブリンを早く倒した人が勝つんじゃないかしら。


 私は別に参加しないけど。


 ーーティアナVSエリートゴブリン〈ファイター〉


「ツインノヴァ」


 両手の鎌から波動を放って、ゴブリンの群れを倒す。


「……?」


 一体だけデカイゴブリンがいた。……エリートゴブリンみたい。


「……双鎌を試したかった」


 ちょっと残念。


 しょうがない。ゴブリンで試す。


「……ん、余裕」


 ゴブリンをまた狩り始める。


 ーージンオウVSエリートゴブリン〈武士〉


 刀を持ったゴブリンがいた。


「ふむ、珍しいな」


 前回は見なかった。


「ギィ!」


 エリートゴブリンは刀を振るってくる。


 ……ジークなら避けてから攻撃するんだろうな。


「ふん!」


 身体で刀を受ける。鉄さえも斬る腕前でなければ一撃死はない。


「アイアンナックル」


 ドゴォ!


 鉄製の拳がエリートゴブリンの腹にめり込む。


「ウゴォ!」


 身体をくの字に曲げて、倒れた。


「うむ。申し分なし」


 攻撃も防御も困らない。ボスでなければ大丈夫だろう。


 ーーディシアVSエリートゴブリン〈アーチャー〉


 弓使いのゴブリン、まあ、相性いいね。


「鋭い剣」


 僕の頭上の空間を歪ませ、異次元から鋭い剣が顔を出す。


「……鋼鉄の剣」


 小さく、エリートゴブリンの頭上に鋼鉄の剣をスタンバイさせておく。


「卑怯だけどね」


 エリートゴブリンが矢を放ってくるのを鋭い剣で相殺し、油断してるエリートゴブリンを上から串刺しにした。


「……もっと正々堂々と戦いたいね」


 憧れのあの人のように。


 ーーシャリアVSエリートゴブリン〈ランサー〉


 あっ。エリートゴブリン見っけ。


「金剣」


 早速串刺しにする。エリートゴブリンの頭上に金の剣を出現させ、それを下に下ろす。


「さて、キングゴブリンを狙おっかな」


 面白い人達だし、猫なんか被らないで接しよう。


 ……本当は軽いのよね、私ってば。


 ーークアナVSエリートゴブリン〈剣士〉


 うぅ、どうしよう。


 折角仲間に入れてもらったのに嫌われたくないし、戦わないで足手まといにもなりたくないよぅ。


「あっ……」


 身体、火照ってきちゃった。これ、性格変わる前兆なのに。


「んんっ。駄目、出ちゃ……!」


 来ちゃう!


「……」


 あら? ゴブリンの群れね。丁度いい獲物だわ。


「でも、全部殺せないのが残念かも」


 あたしは舌なめずりをして言う。


「……ふーん。あたしに向かってくるなんていい度胸ね」


 走ってあたしに向かってくるゴブリンを見て笑う。


「でも、その程度よね」


 少し左手の指を動かして、ゴブリンの首を締め上げて吊るす。


「エリートちゃんはどうかしらね」


 楽しみだわ。


 あたしはあたしを睨むエリートゴブリンに向かって笑う。


「まずは足」


 見えないくらい細い糸でエリートゴブリンの両足首を切断する。


「ギィ!」


「あぁ~! この肉が切れる感覚! 悲痛な叫び! 最高~!」


 ゾクゾクしちゃう。


「もっと悲鳴を上げなさい」


 じっくり、一部分ずつ切り落としてあげるから♪


「ギィ……」


 エリートゴブリンは這いつくばって逃げようとする。


「いいわよ~。もっと抵抗して、あたしに平伏すまで切り刻まれなさい」


 まずは脚全部を少しずつ逝こうかしらね。


「膝」


 膝から下を切り落とす。


「ギィ!」


 エリートちゃんが痛みに悲鳴を上げる。


「いいわよ、その調子」


 次は腿まで。


「ギガアァ!」


 いいわ! さすがにエリートちゃんは生命力があっていじめがいがある。


「次は腕ね」


 手首、肘、肩と切断していく。


「……」


 あら。エリートちゃん、もう意識ないのね。


「こういう時は……」


 痛みで目を覚まさせるのがいいわよね。


「ゴブリンの内臓ってどうなってるのかしら」


 楽しみぃ。


 あたしはウキウキしてエリートちゃんの腹を切り開く。


「人間と変わらないのね」


 大腸と小腸があって、その他の内臓がある。……面白みがないわ。


「エリートちゃんも死んじゃったし、次の獲物でも探そうかしら。……内臓が人間と変わらないなんて、しかも、血が出ないなんて駄目よね。制作会社に訴えないと」


 もうちょっと面白みのあるゲームにして欲しいわ。


「けど、ラッキーよね」


 こっちなら、どれだけモンスターを虐殺してもいいんだから。あっちで人間のペットをどれだけ我慢したかわからないわ。


「こっちの世界、最高~」


 もう制限せずに行動出来て絶頂寸前よ。

最強のキャラ登場です。もちろん、クアナです。


 次回はもっとグロテスクにやろうと思いますので、やりすぎだと思ったら注意してください。

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