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残照 ~俳句と人生、老いの旅~  作者: 松涛/編集:山鳥はむ


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蝉仆る老いたりといえただ七日 八日目の蝉本願を遂げたるや

平成二十五年八月



 蝉の一生とは? 本願とは? 

 こんな俳句を詠んで独り笑った。



 もしその時の私を見ていた人がいたら気が狂ったと思うだろう。しかし、これは笑い事ではない。



 思うだに苦節十年、艱難辛苦の長い年月。

 空しく七日を過ごせるだろうか。

 蝉は七日、私はなんと七十余年。中国、唐の名僧、趙州禅師は問われてこう答えたという。



「汝は十二時間に使われ、我は十二時間を使い得たり」

 私は十二時間を使いこなしたわいと言った!


 脱帽である。



 今の近代中国の諸氏と孔子、孟子等々哲人を輩出した同じ民族とは結びつかない。



 もう一つの句の「本願」についてだが蝉は雄が鳴き雌が交尾を求めて寄ってくるという。



 その雄が不幸にして器量、度量が悪くその七ノ日間、鳴けど叫べど相方が一匹も寄ってこなかったら犬死ならず「蝉死」と言えないだろうか。


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