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膝折りて咳込む夜寒む独居かな
平成二十五年三月
妻が逝って、もうじき三回忌になる。
何か生活のリズムが狂ってきた。
俳句も詠めなくなった。体調も衰えてきた。
猛烈な咳込みに襲われている。クリニックに行き、国立医療センターにも診察して頂いた。
血液検査の結果は何と、両者とも総ての項目が範囲内に収まっている。
この年齢だというのにまさに奇跡としか言いようがない。
直近の健康診断でも同じ結果だったのだ。
それにしてもこの咳込みようは何なのだ。
無論、痰の検査もして貰った。
これまた異常なし。
病名を付けるとしたら「突発性喘息」とでも言いましょうかと医師はそう言う。
私は、これを「ストレス性喘息」と勝手に名付けることにした。
友人達から明けても暮れても「妻逝きぬ」の生活から早く抜け出せと言はれる。
転居でもして、セカンドか、サード・ライフか知らないが生活を変えようかと真剣に考慮中だ。




