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『下ごしらえ』で冒険者を目指す ~地味スキルなのに、なぜかモテる件~  作者: 紡里
第一章 冒険者への下ごしらえ

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スキル「下ごしらえ」

 この世界では十歳になると教会へ行く。

 そこで、スキルというものが与えられるのだ。


 それは、適職だったり向いている方向だったりするわけだが、俺のスキルは「下ごしらえ」だった。


「……え?」

 思わず聞き返してしまう。


 幼なじみのガルドは「剣士」だったのに?

 街に出て、冒険者になろうと誓ったのに。


 俺は「下ごしらえ」?

 あの、料理とかの、下ごしらえ?



 神様、あんまりです!


 ……かっこ悪い。


 ガルドと顔を合わせられない。



 父さんと母さんは、危険な仕事ではないことを喜んでいる。

 料理人や建築関係がいいのではないかと話していた。



 俺は、冒険者になりたいんだ!




 そう思った瞬間、頭の中にやることが浮かんできた。



 十二歳でガルドが街に出るとき、俺も一緒に行けばいい。

 それまで、村の宿屋で下働きの見習いをして、料理や効率的な旅支度を身につけ、宿泊客から各地の情報を得て……街の食堂で修行をすると言って、冒険者ギルドに登録すればいいんだ。



 ……なるほど。これが「下ごしらえ」か。

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