表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
184/245

第174話 だべる。

「あかっちさん。今日は店長さんいないのですか?」


「店に住み着いてるイメージがあるけど、今日は休みだよ」


「ずっと働いていると思っていたのですよ」


 今日のシフトはあざらしと一緒だ。普段店長と一緒に入ることが多かったせいか、休みだったことが意外のようだ。24時間働いているイメージを持たれている店長も少し可哀想な気はする。


「まあ実際人手不足だから普段は働いてるんだけどね。今日は七海ちゃんとデートしてるはずだよ」


「デート???店長さんは七海さんの事が好きなのですか?」


「逆だよ。逆。今頃俺が勧めた所で飯でも食べてるんじゃないのかな」


「そうなのですか?」


「前に七海ちゃんから色々聞かれたからね」


 以前七海ちゃんから店長とデートに行くことを聞き、その時に何かと質問を受けた。どんな食べ物が好きだとか遊びに行くならどこがいいとか……本人に聞けばいいんじゃないかと思ったが、変な所で不器用なんだろう。珍しくメモなんか取って俺の話を聞いていた。


 ……かなり今更だけど、そんなに頑張るほど店長って魅力的なのだろうか。全く持って理解できない。悪い意味で少年のような心を持った大人なのに。


「店長さんのことが好きだったとは意外だったのですよ」


「まあ完全に見たまんまだけどね。店長にだけ嬉しそうにしっぽをぶんぶん振ってるよ」


「しっぽが生えているのはもっと意外だったのですよ……」


「例えだよ。例え」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ