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第165話 いせい。3

「……女バイト戦士てきな……」


「殺しますよ」


「ひぃぃ」


 なんて物騒なことを真顔で言うんだこの子は。当たり前だが、七海ちゃんがどんな存在かなんてはっきり言って考えたことがない。一体なんて答えるのが正解なんだ。そもそもなんでこんなことを聞かれているんだ。……とりあえず何でもいいから考えてみよう。……いじめっ子?ドS?鬼畜?悪魔?


「……早く答えてください」


「えっと……えっと……言葉で言い表せない感じ?」


「……なんですかそれ」


「あの……あれだよ。あ、あまりにも素晴らしいてきな!」


「……絶対適当に言ってるでしょ」


「ごめんなさい」


「…………もうっ」


 俺の発言に対して呆れている七海ちゃん。少し申し訳ない気持ちがないこともないけど、これって俺にそんなに非はないよね?全然悪くないよね???男だから女の子の気持ちとか全くわかんないし?そんなん知ったこっちゃないよね???


 ……こんなんだから全然モテねえんだろうな……。


「まあ……その……あれだ。すまん」


「……許してあげます。その代わり……来週の土曜日って店長さんシフト休みにしてますよね」


「ん?そうだけど?」


「……そ、その……私とデートをしましょう。予定を開けといてください」


「何勝手に俺の貴重な休みを……デート!?」


 こうして俺と七海ちゃんは土曜日に何故かデートをすることになった。

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