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第102話 上神妹。

「お兄ちゃんがいつもお世話になっております!」


「ど、どうも……」


 高校2年生ぐらいだろうか?制服を着た女の子が店にやってきた。礼儀正しい印象を受けるが……。誰の妹だろう。


「先に名前を聞いてもいいかな?」


「私ですか?上神藍って言います!」


「上神……上神……え!?バカの妹!?」


「バカ??」


「いや!ごめんね」


 兄妹とは思えないな……。ちゃんとコミュニケーション取れるし……。きっとあいつの脳がスッカスカの代わりに、この子が賢くなったんだろう。


「あの……お兄ちゃんはどこにいますか?」


「あー……外掃除に行ってるんだけど、しばらく帰ってこないと思うよ」


「そうなんですか?」


「え……あ……うん」


 あいつ店の敷地内がどこか全く理解してないせいで、この間近所の公園掃除してたからな。


「あの……お邪魔じゃなければお兄ちゃんが帰ってくるまで待たせてもらってもいいですか?」


「え?ああ。全然いいよ。事務所で待ってなよ」


「ありがとうございます!あ、あの……」


「どうしたの?」


「……これって普段お兄ちゃんが使ってるレジですか……?」


「ん?そうだよ」


 レジに興味があるのか、じーっと眺めている。バイトをしたことがない子からすれば、きっと珍しく見えるんだろう。


「そうなんですね……えへへ……ちょっと舐めてみようかな……ぺろっ………げほっげほっ!!!……はぁはぁ……ぺろっ……げほっ!!げほっ!!!」


「ちょっと待って」

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