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人神奇譚  作者: いかのてんぷら
第四章 希望の虹の先に
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初めまして僕の名前はユイトです

暗い暗い部屋の隅にポツンと置かれたベットに横たわったユイトは不思議な感覚に襲われて、目を覚ました 

 

「────ここは…?僕は誰なんだ?何も思い出せない…」 

「あらやっと起きたんだね。体の調子は大丈夫?ユイト」 


ユイト…それが僕の名前?この長い髪の綺麗な女性は誰なんだろう?それにここはどこなんだ? 


ユイトは目に映る”薄い青色”の髪と、綺麗な赤色のペンダントと青色のペンダントを首から垂らした女性に気になったことを次々と聞き始めた  


「私の名前は…ミモザ」 


ミモザは一瞬悩んだ顔をした後に机に置いてある花瓶に入った一輪の花を見つめた後、自身の名を呟いた 


「ミモザ…とてもいい名前ですね」 


ユイトの声に少し反応し、悲しそうな顔をしたあとにすぐ、話の続きを始めた。 


「ここは私”達”の隠れ家だね。一ヶ月前にグリオスに殺されるところを私が助け、仲間と共にここに運んだってわけ」 


「グリオス…?」 


「やっぱりあなた…記憶が」 


「あれだけの重症からここまで治っているんだ。記憶だけですんだなら奇跡としか言いようがない。右手と左目が斬られ、潰され、挙げ句の果てには身体中に根を張るように伸びた棘も綺麗さっぱり直したんだ。それに記憶なら戻るかもしれないんだ仕方ないさ」 


「そうね。切り替えるとしましょうか」 


ミモザは扉を開けて入ってきた短髪で金色の髪の男に相槌を打ちながらゆっくりと話を始めた 


「彼は私の協力者だから安心して」 


「俺の名前はモンサー・ルーシール。ミモザの仲間ってところだ。よろしくなユイト」 

 

「これから私は私の知る貴方に着いてと一ヶ月前に起こった【朝日の悪夢】に着いて少し話すわ。もしかしたら少しは思い出せるかもしれないから──────」 


────────────────────────

ユイトは1時間ほどミモザの話を聞いたがまだ何一つ思い出せずにいた。 


「───────なるほど…これから僕はアサヒってやつを探しながら僕の居た第七隊と合流すればいいんですね」 


「それもあるけれど、今の貴方が戻った所で、この恐怖に満ちた世界を救うことなんて出来ないわ。それと奴ら…和神教の神父達を次々と倒し、人々の心に闘士と希望を灯すこと。それが今の貴方がするべきこと。でも今のままじゃいくらやってもオリーブやグリオスには勝てない。だから私達が今出来る最大限のサポートで貴方を強くする。だからしっかりと着いてきてねユイト…」 

 

あまりにも綺麗で思わず”吸い込まれそうになる”黒い瞳にユイトは釘付けにされていた。


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