表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
人神奇譚  作者: いかのてんぷら
第三章 定められた血
61/160

君を守れるなら命なんて

「────ない───させない…アイは殺させない。アイは俺が命に変えてもッ!!」 


「ならこんなところでうずくまっている暇はないだろ?まずはこの空間で特訓だな。」 


そう言うとエクスアップは一人の男を作り出した。暗い緑の髪は長く、後ろで縛っていても、オレンジ色の瞳はユイトを見つめていた。


「この人は?」 


「コイツは初代フォルテッシムス家当主《剣聖》ジェントル・フォルテッシムスだ。そしてこの世界で初めてこの俺…《神刀エクスアップ》を振るった男だ。」 

 

ユイトにジェントルの凄さを小一時間ほど語ったあとにようやく修行の話をし始めた。 


「────とまぁジェントルのいい所は語り足りないが、あまり時間はないからな。まずはこのオータスくらい強くてカッコいいジェントルの攻撃を避けられるようになるまで戦うんだ。ただし、ここに居られる時間は現実世界で言うとおよそ5年くらいだ。ちなみにここで5年過ごしても現実世界ではお前が死んだ直前で止まってる。まっどっちにしても、やり直すからあまり関係はないがな。」 


「たった5年…果たしてそれほど強くなれるのか?」 

 

「まぁ無理だとしても今よりは遥かに強くはなれる考えるよりも早く修行を始めるぞ」 


─────────────────────────


ユイトは一度に100回繰り出される剣撃を紙一重で交わすが、ジェントルは一瞬の隙も見逃さず、再び激しい連激を繰り出した。 


『土白雨槍ッ!!』 


激しい連激の隙を見て、ユイトは大量の槍を作り出し、ジェントルに向かって放出する。 


それすらも最も簡単に切り伏せたジェントルはユイトに向かって風を切る様に刀を振るった。 

 

白岩刀舞ハクガンケンブッ!!』 


今度は逆にユイトがジェントルに対して激しい連激を浴びせる。 

 

二人の刀が互いの首に切り掛かる直前エクスアップが「時間だ」と言い、戦いを止めた。 


「なんとか5年で避けれる様にはなったな。」 


「結局一度も当てられることはなかったけどね。」 


「1秒、5秒10、20、30、40、50それから、1分、2分、5分、10分…そうやって今では25分も攻撃を避け続けられる様になったじゃないか。」

 

エクスアップが続けて、「そろそろ現実世界に戻すぞ」と言い、ユイトを現実世界へ戻した。 


─────────────────────────


「───────ならグリオスの方が楽や」 


作戦会議中にトラが話している声を聞きながら、ユイトはゆっくり目を開ける。  


「すまない少し待ってくれ……ユイト君は”今何回目なんだい?”」 


オータスが真剣な眼差しでユイトに質問する。 


「まだ”2回目”です。」 


「そうか…」 


おそらく相当な地獄を見たんだろう…魔力量も桁違いに増えている。何より顔つきが変わっている。 


「なら奴らの魔術についてと、何故負けたのかを教えてくれないかい?」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ