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人神奇譚  作者: いかのてんぷら
第三章 定められた血
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戦術

「手加減してはいるんだけどなぁ。まさか死んで無いよな?」 


爆発の衝撃でかなり遠くまで吹き飛ばされたユイトに一瞬で追いついたグリオスがユイトに話しかける。 


「なんだ意外と大丈夫そうじゃないか。これならもっと火力を上げても良さそうだね。」 


グリオスの想像とは違い、そこには倒れ込んだユイトでは無く、黒いパーカーのような魔力の羽衣に身を通したユイトが立っていた。 


─────────────────────────


「ガロンくん…さっきの爆発はユイトの居る方からしましたね。」 


「あぁユイトが心配だな。死んでいないといいが」 


ガロンとアサは敵から離れ、眠れる獅子を目覚めさせに国の端にある牢屋へ進んでいた。  


「アサ…気づかれた敵は二人。俺がやるから先に行け!」 


「分かりました!くれぐれも無茶はしないでくださいね!」 

「さぁここを通りたければ俺を殺してからにしてもらおうか!新人類ども!」 


「お兄様気づかれましたわどうしますか?」 


「すぐに掃除をするぞ妹よ」 


わたくしはN1682」 


「僕はN1683。僕らの名前を死ぬまでの一瞬ですが覚えておいてください。」 


「俺も名乗ろうか。ガロン・ガッシュ!第七隊所属のリッターだ。そしてお前達を殺す者だ」 


「まぁなんと面白い冗談を!」 


そう言うとN1682はモーニングスターを振り回し、ガロン目掛けて投げてきた。 


ガロンは軽くそれをかわして、雷豪をぶん投げて対抗した。 

『水流膜』 

 

N1683はN1682を雷豪から守りつつ、一瞬で後ろに回っていたガロンに術を放つ 


『水連』 


一気に魔力で作り出した水を放出するが、一瞬にして移動したガロンには当たらなかった。 


「おかしい!何故こんなにも速く移動できるんだ!」 

 

「お兄様ッ!!後ろ!!」 


分かっている。後ろに4本腕の化け物がいることなんて。ただ動けないんだ。分かっているのに次の瞬間僕が首を切られるだなんてことは。分か──────


「──────まずは一人目…」 


「お兄様!このバケモノが!!ハッ!!」 


なんで!この距離から私の背中から切られるのよ!そんなのおかしい! 


「───ない。認めない!!そんなことは起こらない!!『サイクロンカッターッ!!』」   


ガロンは再びものすごい速さでN1682の前から消え去ったがそのカラクリをN1682は遂に理解した。


ようやく分かったわ!奴がものすごい速さで移動できる理由が!アイツ建物や壁に糸をつけているんだ!移動するときにものすごい速さで糸を巻き取りながら来るから急に曲がったり見えないくらい速く移動できるのね!!

 

「気付いてしまえばそれを切り落とすまで!『サイク────』」 


「君の敗因はもっと気をつけて周りを見ることだ。」 

 

その瞬間N1682の体に味わったことがない様な感覚に襲われたが、それがなんなのかは本能で理解していた。 


『電絶』 


辺りに散りばめられた『電糸』を伝って辺りの建物が切り崩された。 


「君達の話を聞いた時からこの戦法は効くんじゃないかって思っていた。『電糸』を使ったワイヤー戦術。自身の視覚と感覚がズレていたら体を動かすのに一瞬隙が生まれる。そこを付いた戦術だが、思ったより効果抜群だな。」

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