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人神奇譚  作者: いかのてんぷら
第三章 定められた血
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開戦

─────────────────────────一方その頃アサヒはひと足先にオリーブ、アルファルクと共にタイテンの王城…ソクガク城にてグリオスとマイヌと少しばかりの雑談をしていた。 


「──────って訳で明日の朝日が昇る頃リッターが約3万人襲ってくるよ。」 


紅茶を飲みながら話すアルファルクの目の前には美味しそうにショートケーキを食べているグリオスがいる。 


「相手にはあのオータスまでいるのか。少し厳しいがまぁなんとかなるさ。」 


そう言いながらグリオスはショートケーキの1番上のいちごを美味しそうに頬張った。 


「必要ならまだ新人類ヘイを持って来れるがいるか?今いる新人類を全て持っていくなら朝日までには間に合うぞ。」 


「いや兵が多ければオータスがより暴れやすくなるし統率が取れなくなる。俺の術に巻き込まれるかもだからな。」 


紅茶を飲み干し、優雅に星空を眺めていた。 


「すごい!本当に繋がった!」 


「だろ?これが俺の魔術…自己再生オートカイフリクトだ!凄いだろ?」  


「はい!凄いです!魔術師の弱点である死を克服するなんて!」 


「グリオスは要らないと言っていたがマイヌは援軍いるか?なんなら俺達も入れるが。」 


「いや僕もグリオスの意見に賛成だ。ただいつでも撤退できる様に準備だけはしておいて欲しい。」 


「珍しいなお前が負けを想像するなんて。」 


「あぁなにせ相手は《最強》だろ?《最強》と《最恐》の戦いなんて、巻き込まれたらひとたまりもないじゃないか。」 

アルファルクがお前は不死身なんだから平気だろうがと笑いながら話し、マイヌもそうだったわと笑った。 

─────────────────────────

世界が再び明るく照らされたことを確認し、両陣営は開戦準備を始めた。


「何かあればすぐに撤退できる様にしておく。くれぐれも気を付けてくれ」 


「あぁ心配するな何せ俺は《最恐》だからな。」 


「お前がいれば心配することはないよな!」 

 

「そうだなそれがフラグにならなければいいが…」


─────────────────────────

「ねぇユイト…ちょっといい?私はアサちゃんやガロンくんとは違って私は戦場には行けないからこれをあげる!私からのお守りだから大切に持っていてね!」 

そう言いながらアイはアイの持っている赤色の魔回のペンダントの色違いの青色をくれた。 


「ありがとうアイ!大切にするよ。」  


「ユイトそろそろ行こうか。」 


「はい分かりました…それじゃあ行ってくる。」 


「うん…待っているから!」 


「ユイト…さっきよりいい顔をしているね。憑き物が落ちたみたいだ。」 


「そうですか?きっと見間違いですよ。」 


─────────────────────────


ユイト達は城壁前に立ち止まっていた。 


「皆さん準備はいいですか!開けます!」 


ユイトが生きようよく城壁の門を開けると待ち構えていたのはマイヌと大量の新人類達だった。 


「────さぁ開戦だ!!」

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