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人神奇譚  作者: いかのてんぷら
第三章 定められた血
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太陽…再び

ウィンドルガンが攻撃をするが、より早く避けるアサヒ。逆にアサヒの攻撃は徐々にウィンドルガンを苦しめていた。 


「コイツッどんだけタフなんだよ!!」 


すでに50発以上魔法を当てているが”全く効いていない”ようだ。 

 

再びウィンドルガンが”口から”魔法を放出する 


「コイツ口しか魔法を出さないな…まさかッ!」 


─────────────────────────


「にしてもオリーブは酷い奴だなぁ。ヒントすらあげないなんて。あんなのただのギミックボスでしかないじゃないか。」 


アルファルクがオリーブに向かってお茶を出しながら話しかける。 

 

オリーブは煎餅を食べ、お茶を飲んでからゆっくりと話し始めた。 


「あれくらい理解し、倒せなければ”奴”には勝てない。」 


「奴ってまさかユイトかい?確かに彼の成長性は、異常としか言えないな。それに彼にはあの伝説の英雄が持っていたとされる《魔食のイニミタブリー》を持っているからね。さらに《エクスアップ》まで持ち合わせている。まるで現代に甦った《英雄ロイス・バラード》と言えるね。」 


「あぁさらに奴は神術の奥義─作炎・鳥神ケーオフローガによって放出された魔力を全て取り込めた。あれは間違いなく《最強》になる。だからこそアサヒをいち早く強くしなければ行けない。」 


「それこそ君がやればいいじゃないか?何故やらないんだい?」 


「それも話そうと思っていたのだ。俺は─────」 

─────────────────────────


『フレアアローッ!!』 


やっぱり!奴は口の中は魔法が通じる!これなら倒せる!! 

 

自身に傷をつけたアサヒに対しやっと対等な敵だと認識したのか瞳の色が赤紫に変色し、全身のウロコが逆立つ。体中から黒にも近い紫色の魔力を垂れ流していた。 


「ようやく本気ってわけか…!」 


体中からカマイタチを作り出し、吹き飛ばした。 


「まったく…芸がない奴だな!」 

  

背中に背負っていた刀を鞘から抜き、呪文を唱える 


炎月ホムラヅキッ!!』

  

刀に炎を纏わせ、カマイタチを吹き飛ばす。 

 

だがウィンドルガンはそれを待っていたかのように口から大量の風を纏った魔力を放出した。その一撃は大地を軽く削り、雲まで切り裂いたが、それすらも”見通していた”


「だから言っただろ?芸がないって!!」 


そう言いながら大きく開いた口に向かってアサヒは術を唱えた。 


『奥義─作炎・鳥神ケーオフローガッ!!』 


アサヒの”瞳に星の模様”が刻まれていた。

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