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人神奇譚  作者: いかのてんぷら
第二章 色鮮やかな過去
33/160

破片

「この中にお家があるんだよ!」 


彼女の指の先は一個の割れた鏡だった。 

皆が「鏡?」と不思議に思っているとサナが話す。 


「私が外に出たら、割れちゃって…でも入れるはずだよ!アルファルクはいっつもここから出てたもん!」 

そう言いながら割れた鏡に触れたが、ピクリともせず、サナは驚きながら「嘘じゃないんだよ!本当なんだよ!」と言っている。それを聴きながら、エクスアップは考えがまとまったみたいだ。 

「鏡はおそらくアルファルク以外が通ると割れるんだろうな。つまりあと2枚以上見つけないと殴り込みにいけないってことだ。」 

「なるほど…なら突撃メンバーと鏡を守るメンバーに分けないとってことか」 


「他に鏡がありそうなところはある?」 


その答えに頷くサナに僕らはついて行く。そんな時だった。 


「あれあれあれ?なぁんで逃げ出してるのかなぁ?失敗作コピー君?君たちもなんなんだい?友達の家の前に集まってんじゃねぇーよッ!」 


そう言いながら、大鎌で切り掛かってきた。それをかわし、刀を抜く。 


「みんなは先に鏡を守りに行くんだ!奴らは鏡を壊すつもりだ!」 


「──────ッ!なるほど!確かに鏡を作れるのはアルファルクだけだから、鏡さえ壊してしまえば誰も入れない!「そうだ!さぁ早く!」 


ユイト以外の皆は急いでサナの言う鏡のある場所まで走り出す。その直後奴は名乗り出した。 


「俺は絶対平和神教第四教会助祭 ダイリ・オーユクリス 冥土の土産に教えてやるよ」

 

「なら僕も名乗ろうか。僕の名は《英雄》ユイトだ。」 


壁から石が転がり落ち地面に落ちる。その瞬間二人の刃が、激しくぶつかり合う。金属が軋む音が反響して耳を貫く。 


『水撃ッ!』 


ダイリの周りに水滴の様な水が10個ほど現れ、勢いよくユイトの体目掛けて槍の様に伸びる。 

それに対してユイトは《土岩煙》でダイリの視界を奪いながら水撃を交わす。 

 

「───────そんなもので俺を倒せると!「あぁ倒せる」 

 

ユイトはダイリの背に瞬時に移動し、エクスアップでダイリの体を貫いた。  

 

          はずだった


「《水人形》って知っているかな?さぁて本体はどこにいるでしょうか?」 

 

振り向くと大勢のダイリがユイトに向かって走り出していた。

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