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人神奇譚  作者: いかのてんぷら
第一章 その男新たなる英雄
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騎士道

その戦いは、まるでおとぎ話に出てくる怪獣バトルの様な迫力で、両者は一歩も引かないそんな戦いをしていた。 


「ローズさん!オータスさんが来るまで、あと何分!」 


「残り5分ってところだ!それまでユイトを援護するぞ!」 


ユイトに魔力を捧げた兵士達は、一般人に牙を向く助祭と戦っていた。 


「怪我人はこちらへ!私が治します!『海月』少し手伝って!」そう呪文を唱えるとアイの隣に、水でできた海月が作られた。その海月と共に、怪我人の治療を行なっていた。 


「『──────風双牙ッ!』大丈夫ですか!左からも来ています!」 


アサは両腕に風の牙を作り出し、助祭を切り裂いていた。辺りの助祭に注意しつつ兵士と、協力しながら時間を稼いでいた。 


『土人形!』  


ローズはそう呪文を唱えるとローズの周りに4体のローズが現れた。 


『水竜斬!』『火竜斬!』『風竜斬!』『土竜斬!』 『雷竜斬!』 


合計5体のローズが各々技を繰り出しながら、助祭を蹴散らし、オータスが来るまで避難民を守っていた。 


各々がユイトにかけ、命懸けの時間稼ぎをしているその時遂に恐れていた事が起こった。 


「───────まずいッ!ガイアを砕かれたッ!どうする!この距離じゃ奴の火炎放射の射程圏内だぞ!」   


コモルドラが口に火の魔力を溜めて、今にも放とうとしている。このままではエクスアップの言うとうり、僕は燃やされて死んでしまう。最後かもしれないと思い、覚悟を決め直し、気がついたら声を大きく出していた。 


「────ローズッ!!見ていてくれッ!僕の騎士道を!僕は諦めないッ!!」 


『──────土石龍ッ!!』 


”当たりの魔力を吸いながら”ユイトの両手から以前とは比べ物にならないほどの龍が、コモルドラに向かって穿つ!その龍は、コモルドラの炎の魔力をも喰らいコモルドラに会心の一撃を与えた。  


「────────君の騎士道を聞かせてもらったよ。少しばかり遅れてしまったが、僕も通り名の通り、これから人々に希望を与えるとしよう!」 

 

そう語りかけながら、落ちゆくユイトを抱きしめるのは、太陽の紋章が付いた剣を腰に携え、瞳は太陽の様に暖かなオレンジ色をして居る青年がそこにはいた。 

 

「《人類の希望・最強》オータス・フォルテッシムス此処に出陣!」 








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