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人神奇譚  作者: いかのてんぷら
第七章 英雄記
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生き残るための決意

斬撃は魔族の肉体を容易く抉る。魔族は剣のような鋭い瞳でユイトを睨み真紅の眼光を置き去りにするほどの速さで動きユイトに切り掛かる 


さっきより再生が速くなっている………!!目で追うことすらできなかった………!! 


ユイトは神速の剣技の嵐に打たれ体中に切り傷を負わされる。が一瞬にして治し呪文を唱えた 


VS魔王戦まであんまり魔力を消費したくなかったからしなかったが……これ以上時間もかけていられない! 

 

『《雷人化》』 


ユイトの体中から辺りを照らしバチバチと音を奏でる雷が溢れ出す。ユイトは魔族のスピードの数倍以上の速さで切り掛かる。魔族も負けしとカウンターを当てようとするが、それすらも圧倒的な力と速さでねじ伏せる。魔族も《雷人化》を発動しようとするがそれより速くユイトは発動した 


巨爆魔岩サクズーム!!』 


魔族は争い、逃げようと翼を生やすが圧倒的な破壊力と範囲からは逃れることは出来ず苦しみのようにも聞こえる叫び声を上げながら塵となった 


────────────────────────

  

アサとガロンはあまりの激戦にそのまま座り込みしばしの休憩を取っていたちょうどその時だった 


「ガロンあれを!!」


アサは空に向かって指を突き刺すその先には黒い球体によって崩壊し始めている空島があった 


「この異常な魔力量は………!!あの空島は完全崩壊する前に全ての魔力を地上に向けて放とうとしている!!」 


ヤヨイの言葉にガロンはすぐに聞き返す 


「場所は!?」 


「砲身の向きは変わっていないから中心地はここ!!残りおよそ20秒!!」

   

その時空から大量の飛行魔物、大地の魔物はガロン達に向かって進行を始め攻撃を始める

 

「クソッ!!こんな時に!!」 


「ガロンは構わずに!!ジェノスローターに集中!!」 


アサは大量の魔の軍勢に挑む。数多の魔を容易く蹴散らすが圧倒的な数の前に不意を突かれ喉元に魔の鋭い爪が襲いかかる 


「アサ後ろ!!」 


クソックソックソッ!!アサだってまだ休まなきゃだってのに動いて魔を蹴散らして!だってのに俺はここでアサが殺されるのを見てろってか? 


ガロンは拳を強く握る 


「残り5秒!!」 


強力な魔力が辺りに漂い始める

 

『水燐斬・回空!!』 


ヨアは大量の水の刃を発射、アサに不意をついた魔を切り刻むと周囲の兵士達と入れ替え大量の魔の軍勢を抑え始める

 

「最高だぜアサの夫ッ!!」 


「違うよガロンッ!!」 

 

「違わないさ…!」 


「ジェノスローター…くるよ!!!」 


再び放たれた強力すぎるほどの魔力を前にガロンはニヤリと笑う。その手に握られた一切れの布を力強く握り振るう。受け止めたジェノスローターの反射位置を調整すると周囲を囲っていた魔に当て始めた。一瞬にして蹴散らすと、本命の砲台に向けて反射を始めた。魔力がガンガンと音を鳴らしながらぶつかり合う。その時布がビリビリと引きちぎれ始めた。 


布が!?流石にこの量の魔力はなかなかキツいか!頼むあと少し……あと少しだけ待ってくれ!! 


ジェノスローターの出力が弱まり逆に反射の出力が高くなった頃ついにジェノスローターを打ち抜き砲身を砕くことに成功した。が喜びを味わう事なく悲劇は訪れる。反射仕切れなかった魔力が布を破り一気に溢れ出した。 


「お前らは生きろ……!」 


溢れ出した魔力の6割ほどは破れた布を使い空へと放出したが残りの4割ほどの行き場を失った魔力の大爆発に飲まれ消えていった


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