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人神奇譚  作者: いかのてんぷら
第七章 英雄記
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大地を捻る旋風

ユリは大地を強く踏みつけ砕き生じた大地のカケラに風を纏わせ魔族に向かって発射する魔族はそれらを砕こうとし、拳を振るう。拳がカケラに纏わりついている風に触れた瞬間、カケラは一斉に砕け辺りを包む。魔族が体から強風を放ち土煙を吹き飛ばすと目の前にいたはずのユリはすでにその場には居なかった。強力な魔力に思わず振り向く魔族の上半身は一瞬にして消し飛ぶ 


回斬拳カマキリッ!!』 

 

クソッ!!完全には消し飛ばせなかった…だがこのまま押し切る!! 


ユリが次の一手を放つより先に魔族からの攻撃がユリの右肩を貫く 


コイツ…体の完全修復より先に攻撃を! 


魔族の腰辺りから生やした一本の棘をユリは素早く叩き折り、肩に刺さった棘を抜く。大量の血がどんどん体外へ溢れ出てくるがユリは意識をしっかりと保ち、再生仕切ってしまった魔族を睨む。先に動いたのはユリだ。焦りによる物なのか荒々しい攻撃は掠りもせず、隙を突かれ『回斬拳カマキリ』を腹部に当てられ一気に吹き飛ばされる 

 

クソ…右腕が上手く上がらないせいで攻撃がうまく出来ない…

 

なぁユリ…俺は今体をユリに貸しているから動けないだろ?なら”右腕だけ”俺に貸してくれないか?意識だけの俺は痛みを感じない。問題なく動かせるはずだ。 

俺が痛いだろ 


我慢しろ…出来るか? 


当たり前だろ?バカにするな 


ユリは右腕だけハルマに貸し、攻撃を始める。 


ユリ!分かっているはずだが、意表を突かないかぎり勝ち目はない!!ギリギリまで俺は動かない!その瞬間をなんとか作ってくれ!!! 


あんま動くんじゃねぇイテェだろうが!! 


ユリは一気に距離を詰め強力な蹴りを食らわせよろけた隙に左拳を叩きつけ地面に倒す。地面から生やした無数の風の刃に貫かれた魔族は怒り、拳を食らわせようとするがユリにその拳を受け止められ再び強力な蹴りを食らわされる。魔族は『回斬拳カマキリ』を発動し、ユリも合わせたように『回斬拳カマキリ』を発動する。両者の拳がぶつかり合い、轟音を鳴らす。一瞬ユリが押され一瞬魔族が勝ちを確信した瞬間魔族に向かって右腕で発動した『回斬拳カマキリ』が向かい叩きつけられた。本来魔法は同時発動が出来ない。がそれは一人の場合。魔族は一人であった為同時に放たれた『回斬拳カマキリ』に対応出来ずにユリとハルマの二人が発動した二つの『回斬拳カマキリ』を食らったのだ。魔族は両腕を消し飛ばされさらに宙にいる事によってすぐさま攻撃は出来ない。この絶世の隙を二人は見逃すはずは無い。


「「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!」」 

 

大地をも打ち砕く拳が何百何千何万と打ち込まれた魔族はすぐさま塵となり完全に消滅した

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