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人神奇譚  作者: いかのてんぷら
第七章 英雄記
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異世界

世界中の空は真っ黒に染まり太陽と月が同時に昇っている。その異様な姿へと変わり果てた空だが、誰一人として目を向けることはない。今目の前の敵にのみ向けられた瞳には決意が込められていた。 


「周囲の魔力が上昇中!!1発目のジェノスローターが来るよッ!!ガロン準備をッ!!」 


「了解!!」 


ガロンはヤヨイの合図を聞き、弾く為に魔力を全身に巡らせ力む。その瞬間ジェノスローターが発射された。 


「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉッ!!!!!!」 


ガロンはジェノスローターに向かって突撃。眼前にてついに布を広げ、受け止める。空島から放たれた一撃をガロンは弾くことに成功したが、反射位置がズレておりかする程度で砲身を破壊することは叶わなかった。 


「悪い!少しズレた!!次は必ず!」 


「三つの強力な魔力を検知ッ!!内二体がこっちに来るよッ!!」 


ヤヨイのがそう言い終えるとその二体はガロン達の目の前に降り立ちガロンを狙い攻撃をする。先程の疲労で体が動かないガロンと空島から現れた二体の魔族の間をアサは割って入り、攻撃を防ぐ。 


「ガロンはジェノスローターに集中!!敵は私が!!」 


「あ?ぁぁあうあはばらばららららッ!?!?」 


「う?ぅぅぅたりたうたうばうばばりりりり!!」 


まさか攻撃が防がれるとは思っていなかったのかヘドロのような魔族と人型ではあるが人とはかけ離れた化け物は叫びながらアサに対して攻撃を繰り出した 


────────────────────────

 

空から地上にいる魔に対して攻撃をしていたユイトの意識は一体の魔族に向けられる


一体強いのがこっちに来ているな…空を飛んでいるみたいだから出来れば早いうちに、なるべく早く地上に影響がないように空で仕留めたい…


ユイトはこちらに向かってくるコウモリの様な魔族に向かって飛び、エクスアップで切り掛かる。斬撃は見事に命中だが、流石は魔族。瞬きの半分程度の時間で傷を癒やし、ユイトに強力な蹴りを食らわせ後ろへ後退させる。コウモリのような魔族の攻撃は止まず口から強力な酸を吐き出しユイト向けて飛ばす。 


「遅いッ!」 


土岩真拳センコウッ!!!』 


ユイトは魔族を討伐と共に”強烈な冷気”に晒され、次の瞬間辺りは凍てつく。 


「全ては…魔王様の為に」 


ユイトは氷を一瞬で砕き彼を見つけた。 


「お前は和神教第七神父マイヌ…!」

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