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人神奇譚  作者: いかのてんぷら
第六章 君は彼を理解する
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正解を求めて

「ユイト…ユイト!!」 


ファルは右手に見たこともないほどの量の魔力を込め、それを一気に圧縮し、放出した。 


溜放者オーバーチャージ一点集中フルアタック!!』 

 

真っ黒の魔力が雲を裂きながらユイトに向かう。 


なんだこの量の魔力は!? 


ユイトは驚愕しつつもそれを魔食で消失させようとするが、弾かれ地面に叩きつけられた。 


魔食が弾かれた!量が多すぎて吸収が間に合わないのか

 

ファルはそのままゆっくりと地面に降り立つとユイトに話しかけた。 


「ユイト…俺が誰か分かるか?いや分からなくてもいい。俺は優しいから教えてやる、今この国にいる人はあの日と同じく自身の意思で身動きが取れない…あの日みたいにまた人を殺して俺を止めるのか?さぁどうする!」 


あの日…それにあの顔…


「君は…あの時の…こんな形で名前は知りたくなかったな…とある知人から名前を聞いていたよファルくん…今からでも遅くない…頼むこんな事は今すぐやめてくれ、今ならまだ間に合う。僕がなんとかする…だから!」 


「はぁ…ちがうだろ?スノードロップにいが通じたか?そうじゃない…目的は別だが、わざわざお前のためにやり直す機会を作ったんだ。あの日取った選択は失敗だっただから正解を…俺はずっと考えていた。俺が強くなれば分かると思っただがそれでも分からなかった。だから正解ソレを知ってるはずのお前に聞きたいんだ。失敗アレが正解なら…もしそうだと言うなら俺は安心してお前を呪い殺せるだろ!もし死んだはずのみんなすら納得できる…こうすれば死ななかったねと思える正解が作れない…また失敗を繰り返すと言うなら…今ここで俺がお前を地獄に送ってやる!!」

 

ファルはそう叫びながら、風をも裂くほどの速さで右手でユイトの左頬を殴り、そのままユイトを吹き飛ばした。その勢いは地面を削りながら建物を4軒ほど貫通させてからついに止まる。 


つがお前の答えか!?」 


溜放者オーバーチャージ一点集中フルアタック!!』 


ユイトはその場で立ち、ファルの一点集中フルアタックを真正面から受けた。 


「死んだか…」 

 

煙が少しずつ晴れた頃そう呟いたファルの後ろから突然声が響く。 


「いいやまだだ!今から僕が取るべきだった答えを…正解を見せてやる!」 


土人形か!いやそんなことはどうでもいいそれより今は″アレ″を! 


土岩真拳センコウ!!』 


黒い魔力を身に纏ったユイトの右手から放たれた土岩真拳センコウはファルの体に見事命中し、空に吹き飛ばす 

 

「僕の答えは……僕に出来るのは被害0速攻レダ討伐だ」 


「そうか…ならもう死ね…!」

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