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大罪集会

レヴィを担ぎ集会の会場である部屋へと歩いて行くと部屋の少し前に来た所で引き込まれるような音楽が聞こえてきた。


なんの曲なんだろうか?それに今まで聞いた事の無い音色だな。

ピアノのようだけれど何処か木琴等の硬いものを叩いているような音にも聞こえる。


「やぁ、初めまして怠惰さん」


そんなことを考えている間に部屋に一歩入ると仮面を付けた一人のいや、一柱の悪魔が優しい声色で話しかけてきた。

その容姿は実に華奢で簡単に折れてしまいそうなほどだ、ピンクの短い髪の中からは黒く鋭い角が生えていた。


「えぇと?初めまして」

「君が噂のニュー怠惰君か、あぁ、そうだ。この曲、どう思うかな?」

「どう、か…………寂しい、いや悲しい曲調だけれどもその中に楽しんでいる何かがある感じ?」


俺が必死に絞り出して質問に答えると楽器を弾いている悪魔は少し口角を上げ


「80点、うん及第点かな。怠惰君僕はアスモデウスだ、これからもよろしくね」

「あ、うんよろしく」


差し出されたアスモデウスの手を握り握手を交わすと辺りを見回す。


「怠惰のお兄さん、何でまだ生きてるんですかねぇ」

「いっぺん死んだわ」

「はぁ?何を言ってるんですかぁ?それなら何でここにいるんですかぁ?」

「ここで死ぬ運命ではないだってさ」


俺のボケの混じった回答をするとベルゼブブの顔は何を言ってるんだこいつはと言う顔でこちらを見下してくる。


「第一に「嫉妬!我が傘下に入り人間どもと神どmゴハァ?!」


ベルゼブブの話しているタイミングで見事に横入りしてきたアモンがベルゼブブの蹴りと俺の今までの怨念を込めた拳が炸裂する。


「あらあら怠惰さん、奇遇ですねぇどしたんですかぁ?」

「ただこいつを殴りたくなっただけだ、お前も嫌いだがこいつはもっと嫌いだからな」

「はいはい、そこまでにしてください。そろそろ始めさせてもらいます」


俺達がいざこざを起こしているとシファーがパンパンと手を叩き悪魔達の注目を集めると集会を進行していく。


「さて、これから大罪集会を始めます」


いつ聞いてもダサいなぁ…………

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