レヴィアタン 解決
更新遅れましたすみません先近多いですね……
「おいおい、嘘だろ」
俺はそんな言葉を漏らし天空を見上げ硬直していた。
そしてその天空にあるものとはレヴィアタンが作り出した見るからに触れたらアウトの紫色の毒々しい水の球体だ。
「ルアンあれどうふるの?!」
「はい、ファル落ち着こうか」
「いやいや、ご主人こそ冷や汗ダラダラで顔が引き攣りまくってますよ?」
フィルさん、そういうのは言わない方がいいって知ってるかな?
「そんな事してないであれをなんとかする手立てを立てなきゃダメじゃない!!」
「オカマの言う通りだ、流石に僕の攻撃じゃあれは消せないぞ?」
「流石にあれ程の強力な魔力を注ぎ込まれた毒を受けたらここにいる全員命が危ないですね」
フーラ、ヤマト、ラインハルトが各々意見を言い頭を悩ませている。
がしかし、今俺は重要な事を聞いてしまったのだ。あれは魔力で作られた物なのだ、つまり魔法という事になる。(まぁあんなもの魔法以外になんだって話になりそうだが)
体内で作られた訳ではなく魔力を用いて作り出されたのならこんを使って切り捨てられるのではないだろうか?
「俺に秘策がある、もし失敗したらその時はごめんな?」
「やる前から失敗することを考えていると本当に失敗するぞ?」
ヤマトの一言に苦笑いを零すとヤマトに作戦を説明する。
「あいわかった、必ず成功させて決着を付けようじゃないか好敵手!!」
ヤマトさぁん…………それフラグっすよ………………。
ヤマトの立てた盛大なフラグに怯えつつヤマトの作り出した戦闘機に立つ。
なんかこの飛行機の上に刀持って立ってるシチュエーションどこかで見たな、あぁ……斬鉄剣の使い手がやってたな。
何処ぞの大怪盗の映画を思い浮かべながらこんを引き抜くとヤマトが戦闘機を離陸させる。
それとほぼ同時にレヴィアタンの方も用意が終わったのか紫色の球体を俺達に向かって発射する。
そして毒々しい球体が目の前に迫った時に【時の無視】を発動させる。
瞬間世界が止まり毒々しい球体とレヴィアタンだけがこの空間を動く。
そしてこのゆっくりになっている時間を使い俺は球体をこんを使い細切れにしていく。
斬っている内に毒々しい色が無くなっていくがその斬っている過程において身体に徐々に徐々に毒が染み渡っていく。
そして全ての毒を斬り捨てると【時の無視】を解除し、その瞬間空中へと投げ出された。
「ルアン!!」
「ご主人!!」
「好敵手!!」
その瞬間下のみんなの声が聞こえてきたがそれに返事をする余力はなくそのままレヴィアタンの首筋へ落ちる。
「クソ、何でこんなことになるんだろうね…………」
俺は最後の力を振り絞り竜王から貰った首輪をレヴィアタンに取り付けた。




