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黒き剣帝 元最強のアラフォー全盛期を取り戻して無双ハーレム  作者: 六志麻あさ @『死亡ルート確定の悪役貴族2』発売中!
第8章 新たな仲間たち

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4 採集クエスト

 翌日、俺は新加入した女冒険者三人組──アリアン、ルル、シェーラとともに、クエストに出かけた。


 今回はいつもの討伐系ではなく『採集』クエストだ。

 近くの森にある『リィスの木の実』を取ってきてほしい、というものだった。


 木の実は高さ数メートルくらいのところに生っていて、慣れている者なら採集自体は難しくない。


 ただ、この『リィスの木の実』を好むモンスターがおり、よく木の近くで遭遇するのだ。

 そのモンスターがなかなか手ごわいため、俺は護衛として三人に同行することになった。


 俺が全盛期の力を発揮するために、ソフィアにもついてきてもらっている。


「いつも悪いな、ソフィア」

「いえ、とんでもないです」


 慌てたように手を振るソフィア。


「女の子が増えて、にぎやかになって嬉しいです」

「ほんと、ピクニック気分だね」

「モンスターが出るかもしれないんだし、気を付けてね」

「だいじょーぶ。私たち三人にジラルドさんまでいるんだから。撃退しよ、撃退」

「そう言いながら、この間は真っ先に逃げたじゃない」

「だって、あれは私が苦手なビッグラットだったし……」

「ネズミ嫌いですもんねー」


 きゃいきゃいと騒ぐ三人娘。

 確かににぎやかだ。


「──と、おでましだ」


 巨大なモンスターが現れる。


 ファイアベア。

 その名の通り炎のように赤い体毛をした巨大熊だ。


「ソフィア、スキルを頼む」

「了解ですっ」


 ソフィアに【全盛期ふたたび】のスキルをかけてもらった。


 力が、みなぎる。


「みんな、下がっていろ」


 俺は闘気を高めた。


 全身から立ち上る紫色のオーラ。

 速度に特化した『雷光の闘気』である。


 襲いかかるファイアベアに向かって剣を抜く。


 一閃。

 闘気をまとった俺の剣は、まさしく雷光のごとき速度でモンスターを両断した。


「す、すごい……」

「速すぎて、何がなんだか……」

「ジラルドさんの戦いぶり、初めて間近で見ました……」


 三人娘が俺の方を見て呆然とした顔だ。

 その頬が、いずれも赤く染まる。


「噂にたがわぬ勇猛さ……素敵です」


 彼女たちが声をそろえて言った。

 言いながら、全員で俺にすり寄って来る。


 正面から、そして左右から。

 三人に抱き着かれているような体勢になってしまった。


「……なんだ、妙にくっついてくるな」

「またモンスターが出てくるかもしれないでしょう? 守ってくださいね」

「ずるいなー、アリアン。あたしだって」

「あ、私も」


 と、三人娘たちがつぎつぎと体を寄せてくる。


「いや、そこまで密着されると歩きにくいんだが……」

「……モテモテですね、ジラルドさん」


 背中からソフィアの視線を感じる。

 その視線に若干の冷たさが混じっている……気がした。


「採集場所はもう一か所あるんだ。行こう」


 気を取り直し、俺はみんなに言った。

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