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まだまだ

あの扉の向こうに何があるんだろう?

その好奇心だけで生きて来られたんだ 

明日に期待したいわけじゃない 不確定は好きじゃない

完全未踏の遥か遠くの地まで行きたいだけ


どこまで行っても広がる草原 どこまで行っても消えない光源

それを無限と呼ぶ時に まだ有限の人生を嘆く必要は無いな そう悟ったんだ


隔絶してやった絶望 門外漢の野蛮な希望 

そこで初めて武装しても辿り着けないほど圧倒的に高い目標を達成出来なくなった自分に失望した

だからまた0からやれるなって嗤った 


臍で茶を沸かすような荒唐無稽な夢を見て真昼に目覚めた寒い日 全てのアプリは起動していたが見るよりも前に凍えそうで震えて電子機器を取り損ねて落とした


そんな日がしばらく続いて出会ったんだ また1つ歳を取った自分に 鏡の中にそれはいた

最近禿鷹のようだった髪が息を吹き返した気もするし洗顔する時にも手触りが違う感じがしてた ツルっと肌に張りが出て来たなって実感出来る


細胞は蘇る 全ては採光と二酸化炭素 結果として私の全身に酸素が回る

草花が枯れるのを泣きながら見ていたから 


冬になり瘡蓋は乾燥で剥がれ落ちるだろう 傷だって時間の経過とともに癒える

そのスピードがむしろ速まったようなフルダイブ 代わる物無きルーティンでも変わらない肉体に影が差さないパワフルモード いつだって まだまだこれから

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