エバリュエーション
序文
問題解決の為に目標に基づいて査定、評価する事
詩記
生まれた時から迷っていた
特殊な才を持ちながら選択肢は1つしか無くて
それでも瞬間に全力を尽くせば
いつか後悔しない人生を送れた
そう思う事が出来るかも知れない
全ては未来に託したい
一縷の望みにすがる事
浅ましい事では無いでしょう?
誰かが私に消えろと言って来ても
そのたびに傷ついても
ただ真っ直ぐに進みたいだけだって
自分の事好きでいる為に必要な踏み絵
自画像とかが遺影になる時代はとっくに終わって
ここから始まる
個人の人生ってのは銘々の色
それは変わらない
変えるのは私の周りだ
騒がしい彼奴らの自慢話はシャットダウン
良い人 悪い人 裁くのは誰?
現在審議中の真偽
ただ愛してる人がいるってだけで
強くなれるって言うけど 私も写楽も淫画は描いてないし
現実に向き合うのに疲れた頃に
ウィキペディアにでも載りたい
簡単にちゃちゃっと嘘を暴いて行きながら
嫌われて 私の嘘も暴かれて 評価は最低で残念賞
自虐史パロって笑う この現世
信じられる人って どんな人なんだろう?
会った事は 少なくとも1度も無いな
接続詩
一体誰がこの言葉に点を打ったのか
他者の目はいつから秤になったのだろう
針が振れる度に過去の私が削られていく
ーーこの評価は公正か?
そう問うた瞬間に
評価は私の内部に転移し
内なる裁判官は
昨日の笑顔すら証拠に変えた
終わり無き査定表の上
自分らしさは例えば余白に書かれた落書きだった
優しさに〇をつけ
怒りに✕を引き
涙は提出した未完成の感情の発露
そして今日も他人の指標で自分を構成する私は
鏡に向かって採点不能のまま首を傾げている
結文
生きていくには目標があった方が良い。仕事はやっぱり数字で結果出さなきゃ評価も何もされなくて。成功したかが最終的にものを言う。死んだ後はどうでも良いってのは無責任だよ。個人の死は世界の終わりでは無いが確実に誰かにとっては欠落なんだから安心・安全が最善で事後評価もその為にあるんだからね。完璧は無いけどそれを目指す事だ。




