表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

204/208

204.



 不気味な黒衣ブラックウーズ・コートを羽織った邪教徒、キキョウを捕縛した。

 捕縛というか、勝手に改心したと言うべきか。

 (改心と言っていいのか定かではないけれど)


「キキョウ。これからどうする?」


 今目の前に居る女は、もはや邪教徒ではない。

 俺の神の力(物理)によって、完全に邪気を払われ、そしてあろうことか邪教徒の間の記憶は失っているそうだ。


 記憶が無いからといって、他人を害しようとした過去は消えない。

 だが、今の彼女を裁いたところで、何の意味も無い。

 目の前の彼女は、邪悪なる存在ではなくなったのだから。


 キキョウは地面に膝をつき、聖女のように両手を胸の前で組んだ。


「可能であれば、御身のおそばにおいて欲しく存じます」


「俺の領民になるってことか?」


「信者となりとうございます!」


 食い気味に返ってきた。

 その瞳は、信仰の悦びに潤み、キラキラと輝いている。

 多分それは同義語なのだろう。

 信者が領民と同義語……か。はぁ。


 なんつーか、俺もすっかり神様になっちまったようだ。

 元はただの、孤児の人間だったのにさ。


 さて、で、どうするかだ。

 まあ、答えは決まっている。


「いいよ、うちにおいで」


 他所に行けば、邪教徒だった頃の過去が明るみになり、下手をすれば極刑だ。

 まさか誰も信じないだろう。神に殴られて心から改心した、なんて馬鹿みたいな真実を。


「パパ、その自覚あったんですね」


「……さすがにね」


 ミネルヴァが呆れたようにため息をつき、ジト目で俺を見上げている。

 ちょ、ミネルヴァさん。

 少し辛辣じゃあないか。


【お知らせ】

※1/12(月)


好評につき、連載版、投稿しました!



『【連載版】辺境の【魔法杖職人】が、自分の作る杖は世界最高だと気付くまで ~「魔力ゼロ、愛想もない」と婚約破棄された私が、帝都でひっそり店を開いたら、いつの間にか国中の英雄が並ぶ行列店になっていました~』


https://book1.adouzi.eu.org/n9623lp/


広告下↓のリンクから飛べます。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ