みぞれ、あられ、そしてヒョウ
寒波、到来!
今回のネタに悩んでおりまして、雨か雪について書こうかな? と、活動報告に書きましたら、『みぞれ』はどうだろう? というご意見をいただきました。
それで、ふと思いました。『みぞれ』の定義ってなんだろう? と。
気象庁のホームページで、気象用語としての『みぞれ』についてみたところ、『雨まじりに降る雪、もしくは解けかかって降る雪』とあります。
予報的には非常に難しいので、『雨または雪』『雪または雨』と表現されるそうな。
ちなみに、雨滴が凍って落下する透明な氷の粒は『凍雨』ですが予報では『雪』だそうです。これは、日本では珍しい現象ですが、アメリカやカナダではよくある現象らしいです。
雲から落下する氷(直径5mm未満)が、あられ。あられは二種類に分かれていて、雪の周りに水滴がついた白色不透明なものが「雪あられ」、白色不透明、もしくは不透明な氷の粒は『氷あられ』と呼ばれます。
ちなみに、雲から落下する氷が5mm以上なら『ひょう』。積乱雲の中でできますので、ひょうは初夏の雷雨時に多いです。
ゆきやみぞれはともかく、「あられ」や「ひょう」は氷の粒なので、当たると痛いです。
特に、『ひょう』の場合、屋根に穴を開けるなど、甚大な被害をもたらすことがあります。
何年か前に、ひょうが降った時、ごろごろと氷の粒がアスファルトに叩きつけられながら転がるのを窓から見ました。すごく怖かったです。何しろ、音もすごい! バラバラと天から氷が地表にばら撒かれているって感じです。
ひょうの世界最大の大きさは、1917年6月29日の埼玉県に降った29.6センチで、3.4kg!
当たったら、軽く人が死ねます(苦笑)
ついでに予報的な霧の定義。
微小な浮遊水滴により見通しが1km未満は『霧』。陸上で100m未満、海上で500m未満なら『濃霧』。
微小な浮遊水滴、湿った微粒子によっての見通しが1km以上10km未満は『もや』。
乾いた微粒子により見通しが10km未満は『煙霧』と呼ぶそうであります。
まあ、厳密に小説で『もや』と『霧』を明快に区別することはそんなにないでしょうから、もやより霧の方が濃いのだな、くらいで充分だとは思います。
気象学用語としてのお天気用語は、非常に明確な区分や使用法が決まっていて、お天気キャスターのひとが使っている言葉はきちんとした『専門用語』なのだなあとしみじみ思います。
逆に天気予報の時に聞かない天気用語の場合は、使用法がかなり曖昧なのかもしれませんね。
一般用語で使われる『冬将軍』なるものは、気象庁のお天気用語検索では引っかかりませんでした。
蛇足までに。一般的によく誤用されている『花散らしの雨』。これは当然気象用語ではありません。
こちらの『花散らしの雨』は正確には『桜流しの雨』であり(これも気象用語ではないですが)、『花散らし』という言葉の意味は桜自身は関係ありません。この言葉は、いわゆる花見の席の男女の会、つまり昔の合コンでの用語。そっちの『花』かっ? 的な意味ですのでご注意を。私も去年、知りました(恥)
実生活でのお天気は科学的な予報や観測であってほしいものですが、物語でのお天気は、シーンの必然や、場の雰囲気で使っていけると素敵です。
『みぞれ』は、なんとなく中途半端ですが、そのぶん、良い場面でも悪い場面でも使えそうです。
もっとも『かさ』が必要なタイプの天気というのは、わりと悲しい場面になりがちな気もしなくもないですね。雨と違って、寒いですし。
『ひょう』に関して言えば、『神の怒り』に使う意外、あまり使用法が思いつかない天候かもしれません。
みなさま、活動報告でのネタのご提供、ありがとうございました。
今月、来月、ゆっくりと消化していきます!
次回は、『年齢別の口調と書き分けの考察』になるかと思います(タイトル未定)
急に寒いですので、みなさま、体調にはお気を付けくださいませ。




