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なろうラジオ大賞応募短編集

休日は転移・転生なしで異世界に行けます。

作者: 砂礫零
掲載日:2019/07/16

久々の休日だった。

俺は午前中、子供たちと外出し、昼食後は昼寝を始めた子供たちの横で妻をもふった。


パパ業も一段落の、静かな午後だ。子供と妻の横で、俺も少しばかり休憩する。

人と暮らすというのは、それなりに疲れるものなのだ。


(たまにはのんびり1日中ゲームとかしたいな)


ふと思った。しかし、今の生活は充実感がある。

それで満足すべきなのだろう……そう思いながら、俺はウトウトと眠りに落ちた。


目が醒めてみると、そこには姫がいた。


(なんだこれは?)


ロリだが巨乳はついていない、紛う方なきロリ姫は潤んだ瞳でささやいてきた。


「私をしっかり捕まえていて」


なんだというのだろうか。


とりあえずガッチリとホールドしてやると、ロリ姫は叫び出した。


「きゃあっ勇者様助けてぇ!魔王に掴まった!」


……ヤバめなエロゲーの魔王にでも、転生してしまったのだろうか?


「姫っ!今お助けしますっ!」


現れたのは童顔の勇者。


「ええいやっつけてやる!」


勇者と姫は、2人揃って俺に遅いかかってきた!


これは応戦せねばなるまい。


俺はエロゲーを意識して瞬時に台詞を練る。


「お前らのケツをもふもふしてやろうっ!」


「きゃぁっ!」「いやぁっ!」


口々に悲鳴を上げつつ、2人は俺の上にしっかりとまたがり、腰を激しく振り始めた。


「「ああぁぁぁぁぁぁっ!カラダが勝手にっ!」」


「がっははは!みよ、思い知ったか魔王の力を!」


「「ああぁぁぁぁぁぁっ!と、止まらないぃぃぃっ!」」


やっと俺の上から逃れた2人は、ハァハァと荒い息遣いで身悶えしている!


「「魔王めっ!やっつけてやるぅぅぅ!」」


勇者と姫、諦めない2人は俺に魔法攻撃を仕掛けてきた!


「ファィアーストーム!」「ブリザードローック!」


火に氷の魔法のような名称にも関わらず、天から降ってくるのは大量のもふもふたちだ!


「がぁぁぁぁぁぁぁっ!」


俺はもふもふたちに固められて身動きができなくなり、ついに息絶えてしまったのだった……!


「やった!魔王を倒したぞ!」


「国の平和は守られた!」


2人は手を取り合って喜んだかと思うと、次の瞬間、猛烈な勢いで俺に飛び付いてきた!


「抱っこ!もっとしっかり抱いて!」

「ボクも!いっぱい抱いてー!」


……このエロゲー、ジャンルはロリショタ&SMってことでいいんだろうか。


迷っているとキッチンから、妻の笑みを含んだ声。


「ほらみんな。オヤツ……お父さん、それ以上は腰がもたないから♡」


妻が女神様に見えた。

なぜ教えてもいないのに、子供たちの言動はエロゲーチックなのでしょうか。

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― 新着の感想 ―
[一言] >なぜ教えてもいないのに、子供たちの言動はエロゲーチックなのでしょうか。 坊やだからさ(正しい『坊やだからさ』の使い方)。
[良い点] >ほらみんな。オヤツ…… や・ら・れ・た ☆彡 ( ˘ω˘) ←あちこちでこのような罠にはまりますww
[一言] まさかこちらに感想を書いてくださるとは! ご感想、誠にありがとうございます。 何度か1000文字オーバーしましたけどなんとか収めきった あの作品をそのように評価していただき、とても嬉しいで…
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