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レベル1の最強賢者 ~ 呪いで最下級魔法しか使えないけど、神の勘違いで無限の魔力を手に入れて最強に ~  作者: 木塚 麻弥
後日談など(詰め合わせ)

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最強クラン決定戦 本戦(4/10)


 超巨大な土の塊が空に浮かんでいた。


 五階建ての建物の高さに相当する観客席の最上段にいる観客たちが首を上げて見なければならないほど巨大なクランハウスたち。そんなクランハウスたちが上空を見ていた。


『おい、空を飛ぶのってありなのか!?』


 古城を巨人に変形させたマジックナイツのクランハウスが上空を指さし、司会者であるリバスにクレームをつける。


「え、ええとですね──」


 リバスは大会運営事務局から渡されていたレギュレーションブックに目を通す。そしてそこに書かれた内容を、魔法で拡声した音声で会場に伝えた。


『本決勝戦は開催国であるグレンデール王国、並びに世界クラン連盟が主催となっており、それぞれの代表が話あって大会ルールを決定いたしました。その内容は以下の通りです』


決勝に参加するクランは以下の条件を満たす必要がある

1.自らのクランハウスを率いて決勝戦の会場まで来ること

2.クランハウスを動かすための動力に限定はない

3.クランハウスとしてヒトが使った実績があること


『間違いなくこの場に来てるので1.はクリアですね。動力に制限はないので、どんな原理で浮いてるのだとしてもセーフ。だから当然2.もクリア。そんでヒトがクランハウスとして使った実績なんですが……。どう見てもクランハウスがそのままこの場に来てるので、3.もクリアです──って感じなんで、運営側の見解としてファミリアのクランハウスは大会ルールに違反してないことになります』


『でもこれ、《《クランハウス殴り合い大戦》》だろ!?』


 次に声を上げたのは蒸気機関で動くクランハウスのギアロット。上空にいられては、殴り合いができないという至極当然のクレームだった。


『おやぁ? まさか貴様らは対空戦闘の備えがないということかにゃ?』


 ギアロットのクレームはライバルである牙技団がぎだんによって退けられた。


『な、なにを言うか!』


『我らのクランは飛竜との戦闘も想定して作られているにゃ。対空戦闘手段のひとつも持たずに、よくこの大会に出てこられたにゃ』


『ふむ、それもそうだ。儂らも対空手段はある。別に敵が空を飛んでいようが関係ない。空の敵と戦えぬというのであれば、棄権したらどうかな?』


「我らも問題ない。どんな敵であろうと、この俺が打ち砕く!!」


 巨大な侍の形状をした御庭番衆、そして人魔連合のクランハウスの上に立つゲイルも牙技団に同意のようだ。ちなみに他のクランが拡声魔法を使う中、ゲイルだけは地声で自らの意見を会場に伝えていた。


 ゲイルの力強い宣言で会場が沸き上がる。


 それを受け、マジックナイツやギアロットも引けなくなった。


『お、俺たちも問題ない。戦おうぜ!』

『対空手段はうちだって当然ある! やれるさ!!』


『はい。そんな感じですが、他に意見のあるクランはいますか? 開戦しちゃいますよ? あー。ちなみに決勝の戦闘形式ですが、《《バトルロイヤル》》です』


 最強クラン決定戦において、バトルロイヤルの形式が採用されることはあまりなかった。最高に盛り上がる戦いが、たった一戦で終わってしまうからだ。


 しかしこのクランハウス殴り合い大戦ではトーナメント方式ができなさそうであるという点から、バトルロイヤルが採用された。というのもクランハウス同士が殴り合えば必ずどちらか、あるいは両方が大きく破損してしまうからだ。


 この一戦に全力を尽くすからこそ、観客が湧きたつのだ。数年、あるいは数十年の時をかけ、心血注ぎ造り上げた動くクランハウス。それを全力で破壊しに行くからこそ、本当に人々が盛り上がる。


 それでこそ多くのヒトが認める、真の最強が決定するのだ。


 だからこそのバトルロイヤル形式。


 どこのクランからも声は上がらなかった。

 それぞれが戦闘態勢をとる。


『異論はないようですので、早速はじめましょう。最後までこの闘技台の上に残っていたクランが優勝です』


 リバスの身体が空に浮かび始めた。

 観客、そして決勝参加クランたちの視線が集まる。



『では、第100回最強クラン決定戦。決勝戦のスタートです!!』


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