報告
ついに!ついに!!お母さん達の報告ができる!!!
...........あっ!高校受験の方じゃないよ。そっちは余裕だから大丈夫。毎日勉強時間は取ってるし、勉強できなくても元から相当難しい応用問題が出ない限りは志望校には受かるから。
そのために若干レベルは落としてるけど、高校生活よりもまどかの方が大事!!2、3人友達ができれば良いなーレベルでしか考えてないので!!!
私なんかのことよりもまどかのこと!!
さっきついにまどかが私以外の人に話しかけたし、話したし、目をジーッて見ることができたんだよ!!それに触れることもできるし!!!
まぁその相手が彩楓だから例外なのかもしれないけど、それでも嬉しいものは嬉しい!!!
「お母さん!!!!!!!!!!!!」
全速力で玄関からリビングに走る!
「はいはい帰ってきて早々どうしたの?」
リビングに通じる扉をこれでもかってくらいに勢いよく開ける!!
「ねぇ聞いて!!!」
「なーに?」
これ聞いたら驚くぞ!!!
「まどかが!」
「まどかが?」
「私以外の人と会話したの!!しかも目を見ながら!!!!!!!!」
「うそ!?!?!?それって本当のことなの!?!?!?」
本当も本当!!!嘘なんかじゃない!!
「うそじゃないよ!!ほらこれ見て!!」
私と彩楓がまどかを挟むようにして写ってる写真を見せる。
なぜかまどかって写真を撮られることは全然嫌がらないんだよね。なんでだろう???
まぁそのおかげでこうやってまどかの姿をお母さんにもお父さんにも見せれるから良いんだけど!!
「あら、この子って」
「そう。私の友達の彩楓」
「ふふふ、それに玲華?あなたの目真っ赤だけど」
「そ、それは言わないで!!」
この写真私が嬉しすぎて泣いた後に撮った写真だから仕方ないでしょ!!
「...........まどかが元気そうでなによりだわ」
「うんうん。それにこうやって彩楓に近づかれてもなんともないから、少しずつまどかは良くなってるよ!!このままいけばお母さんとお父さんだってきっと大丈夫になる!!」
「そうなれば良いわね............。」
「絶対なるって!!」
まどかがお母さんとお父さんを受け入れてくれたら、またあの日の続きができる。まどかがいなくなって止まった私達家族の時間がまた動き出すはず。
「........お母さんは別に良いのよ。たしかにまどかが治ってまた一緒に暮らしたいわ。でもね、それ以上にまどかが毎日健康で元気に過ごせれば、それだけでお母さんは満足なのよ。こうして玲華がまどかの様子を教えてくれるだけでお母さんは十分」
「だからね。玲華無理しなくても良いのよ。無理して玲華の方が身体を壊したらどうするのよ。まどかもだけど玲華だってお母さんにとって大切な子どもなんだから、玲華に何かあったら......って思うと、ね?」
「......................うん」
..................悲しい。
一番まどかと触れ合いたいのはお母さんなのに...........。
いつか、いつかお母さんとお父さん相手でも大丈夫なくらいにまどかを治さないと..........。私ができる範囲で頑張らないと。
だって私はまどかのお姉ちゃんでお母さんのこどもなんだから!!
「.......それじゃあご飯にしましょうか。まだ作ってないから玲華何かリクエストある?」
むむむ。迷う。お母さんのご飯って美味しいから.................。
「...............オムライスがいいかな?」
「分かったわ。それじゃあご飯の準備するから玲華は着替えておいで」
「うん!!!!!」
.......................ん?
そういえばまどかって入院してる割りに食事制限とかないはず。それに持ち込みでご飯持ってきて良いよーって言われた覚えがある......。
もしかしたらこれ使えるかも........。
まどかにお母さんが作った料理を持っていて食べてもらう。美味しいって喜ぶ。それがお母さんのご飯だよって教える。お母さんに対して悪い気持ちがでなくなる。
................完璧ではないけどやるだけやってみる?やる価値は全然ある!!!
「ねぇお母さん!!オムライス余分に作れる?」
「作れるけどどうしたの?」
「明日って土曜日でしょ?病院行くとき一緒に持っていてまどかに食べてもらうの!!お母さんの料理をまどかにも食べてもらおうよ!!」
「.............っ!分かったわ!!でもさすがに衛生的に怖いからまた明日、まどかにはまどか用のオムライスを作るわ」
「.............いいの?」
「もちろん。まどかにお母さんの料理を食べてもらえるって思えるだけで嬉しいから大丈夫よ」
本当に嬉しそうに笑ってくれるお母さん。
絶対。絶対私達の家族っていう姿を取り戻してやる!!!




