発見
連続投稿です。はい。時間がある限り書いていく予定なので多分更新頻度は今までの鈍足よりかは上がると思います(毎日投稿は保証できませんが頑張ります!!)
side平塩玲華
この日の私も必死に○○を探していた。
3年前に誘拐された私の弟。幼くて付きまとってくる少し迷惑な存在だった弟。
でもいざいなくなると悲しくなった。寂しくなった。私の唯一の弟なのにいなくなった。胸にポッカリ穴が開いたように感じた。
だから私は今でも探し続ける。
だって、だって私は○○の姉なんだから!!こんなところで諦めるなんてダメに決まってる!!
.................そう思って毎日学校から帰ってきた後ずっと探してきた。
時には友達にも頼んで一緒に探してもらった。
迷惑だって分かってる。友達にとっては関係のないことだって分かってる。でもいつだって「大丈夫?」って気にかけてくれるし、「手伝って?」っていえば「しょうがないな~」って言っていつも手伝ってくれる。
だから甘えてしまう。もう家の周りを探したって意味ないって分かってる。でもそんな私に最後まで付き合ってくれる。
今日だってそう。探しながら私の弱音を受け止めてくれた。否定しないでくれた。それが嬉しかったと同時に申し訳なさも感じた。
そう感じながら私は家に帰った。
「ただいま........」
「玲華!!さっき電話があって!!あって!!!」
「?電話があってどうしたの?」
「○○が見つかったのよ!!!」
「ほんと!?!?!?!?」
嘘じゃない???本当にあの子が見つかったの???
「ほんとよ!!!ここから離れたところの路上で保護されたらしいのよ!!!」
..................夢じゃないよね?..............うん夢じゃない。自分のほっぺたを引っ張っても、太ももをつねっても痛いから夢じゃない。........................嬉しすぎて涙が出ちゃった。
.....................良かった!!ほんとに良かったよ!!!これでまた○○に会える!!
「で!今どこにいるの!!!」
そう聞くと急にお母さんは悲しそうな顔をした。....................待って、もしかして見つかったけど、ってこと?
................そんなの嫌!!認めない!!!私は絶対に認めないから!!!やっと会えるって思えたのに!なのにそんなことは絶対にない!!
「酷い怪我をしてるそうでここから急いでも半日はかかる所の病院に入院してるらしいわ」
「.....................ちゃんと生きてる?」
「それはもちろんよ!!ちゃんと○○は生きてるわ!!」
なら良かった!!また○○と会えるならそれで良い!!今度こそは一緒に遊んだり、話したりできるんだ!!
「お母さんはこれからお父さんに電話するから玲華は泊まる準備をしてきなさい!」
「泊まる準備?」
「そうよ。学校なんて今はどうでも良いわ。○○に会いに行きましょう」
「うん!!!」
これで会えるんだ。やっと会えるんだ。私の弟に。
世界でただ一人だけの私の弟。
明日には会いに行くから待ってて。これからは私が、お姉ちゃんが守ってあげるから、だから、もう二度と私の側から離れないで。
...........................お願いだから、ね?




