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敗北

 なんだか気分は最悪です。原因はアレなので今はどうにもなりませんが........。


「まどかさん、きょうはもう帰りましょう」


「............................うん」


「荷物を取りに行きますか?」


「..........(ふるふる)」


 いまから教室に入ってしまえば授業の邪魔をしてしまいクラスメイトに迷惑がかかる、という言い訳を心の中でしながら下駄箱を目指します。


 今から勉強をする気分になれませんし、なによりもまどかさんの状態がよくありません。


 アレが姿を見せてからというものまどかさんは寝るたびにうなされています。そのせいで最近あまり寝れていないようで体調が最悪です。摂食障害もおこしていて今では食べる物全て吐き出してしまい、ただでさえ華奢な体はやせ細り、顔色も最悪です。


 本人は布団をかぶったり、メイクをしてごまかしているようですが私には意味が分かりません。1目見るだけで分かります。


 ですので昨日から勝手にまどかさんのベッドに勝手に潜り込んで、うなされるたびに起きて、少しでも安心して眠れるように声をかけたりしています。


 しかし摂食障害についてはどうしようもないので今は無理しないように、お腹にも優しい薄味の野菜スープで栄養を摂取してもらうようにしています。


 もちろん私の手作りですよ?最近になって少しは料理の腕前が上がってきたので作れるようになりました。


 発熱はまだのようですがそれも時間の問題でしょう。今はまどかさんをこのストレス過多の状況から解放しなければ.........。


 無事に下駄箱についたのでこのまま帰りましょうか。携帯電話はポケットの中ですし、財布はお互い必要最低限のお金しか入れていないので大丈夫でしょう。盗まれたら学校の責任にすればいいですしね。


「それではまどかさん早く帰りましょう」


「...........その口調やめて?」


「分かったよ.......それじゃ帰ろっか」


「.............(こくり)」


 うないずてくれたので帰りましょう。少しまどかさんがふらついているので手をつなぎましょうか。まぁ口実ですが。


 いつもは20分程度歩けば家につきますが、その時間がやけに長く感じます。実際に歩くスピードはおそいですしね。


 気が付けば帰るのにいつもの2倍の時間を使ってしまいましたが大丈夫でしょう。もうやることもないですし。


 首から下げていたカギを服の中からとりだしてカギを開けて中に入ります。


 家の中に入って靴を脱ぐために立ち止まっていたらうしろからポスっと抱きしめられました。


 ............え?まーちゃんが私に抱き着いてる.....?自分から?私からじゃなくて?抱きしめられるのではなく抱きしめてる?


 ま、まーちゃん私を殺す気ですか!?嬉しくて死んじゃいますよ!?


 嬉しすぎて荒れてるけど落ち着かなくちゃ!.........まーちゃんが自分から甘えてくるなんてめったにないからどうすればいいの!?ヤバイ!落ち着けない!!


 と、とりあえずベッドに連れて行けばいいのかな!?その後服を脱いで抱きしめればいいの!?


 分かんないからとりあえず泣いて喜びます!!

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