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妄想はいにしえの彼方から。  作者: 大嶋コウジ
後日談
568/573

「小さな歌姫の物語」

第一章


私は王宮の娘 お父さんは大臣

幼馴染みのあなたは王子様

ある日 あなたと湖に行った

そしたら大きな猛獣出て来た

あなたは必死に守ってくれた


一緒に通った学校でも

運動が得意なあなた

だけどあなたはいつも喧嘩ばかり

私は傷だらけのあなたを心配ばかり


やがて身分の違いは二人を引き裂く

だれもが平等な世界を作る

あなたはそう言って慰めてくれた


第二章


あたなはいずれ王になる身

いつも国々は戦争ばかり

大陸の人々は心が乱れた

しかし国の負けは奴隷への道

あなたは勝てねばと私に言った


やがて王子は賢者を求めた

何も言わずに大陸を出ていった

私は置いてけぼり

しょんぼりしょんぼり

しょんぼりしょんぼり


第三章


大陸出たら音通不通

私は悲しくて引きこもる

お父さんもお母さんも悲しんだ


しかしどこからか綺麗な琴の音

一緒に歌ってみたら花々が開いた

琴を弾くお母さんにありがとう


私は歌を作ることに決めた

歌は光 歌は未来

歌は私 歌はみんな

私は生きる希望をもらった


歌の大会 私は大きな声で歌った

私の歌が王にも響き 街でも歌を披露

人々のすさんだ心が和み

戦争で疲れた兵士も癒やされた


私の声は国中に響く響く

あなたにも届いてた?届いてた?


第四章


どれぐらい満月を見たんだろう

あなたがひょっこり帰ってきた

見違えるぐらいたくましくて

別人みたいだねって言ったら

私もそうだって言うから笑い合った


王子は魔法を身につけてた

魔法は未来を予想した

魔法は天気を予想した

魔法は天気を操った

魔法は大きな岩を動かした


魔法はムーを強くして

私の歌は兵士を鼓舞した

やがて王子は12の神官見つけた

私は神官の一人になった


第五章


王子は12の神官と負け知らず

負けた国の人達は奴隷になった

しかし奴隷で動く国と経済に

あなたは心を痛めて何処かに消えた


私はあなたを探して彷徨った

歌っても歌っても届かない

泣いても泣いても届かない

怒っても怒っても届かない

神々に祈っても届かない

もう本当に怒ったんだから!


第六章


しかし祈りは届いてた

森の奥に居たあなたに神の声

声はあなたに新しい使命を与えた

王子は森から出てくると王になると言った

王は認めてあなたをムー国の王とした


王となったあなたは奴隷を認めた

みなが同等であると言った

だから互いに磨きあって

互いに愛し合えと言った

私もみんなに分け隔てなく歌った


奴隷達は国民となって力となり国を助けた

負けても同国民と見なすムーに人々は集まり

大陸は大きな一つになっていった


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